心にブッ刺さった曲について、語ったことがある。結論、3曲。元々が根暗なので、どうも明るい曲は選べないのだけど・・・例えば愛とか恋とか、そういう曲ではなくて人生観みたいな。
人間という仕事を与えられてどれくらいだ
相応しいだけの給料貰った気は少しもしない
出だしの歌詞。これで十分過ぎる。僕らは幸か不幸か人間として生まれ、人間として育てられ、いつの間に「人間」が業になってそれって相応しい「よくできました」スタンプをもらったことがあるんだろうかと。すべてが義務になってしまったことを後悔しても、手遅れで、疲れてしまって。
なんか、全部のことをこの曲が言ってくれるような気がして、まっすぐに自分の曲として置いてる。この曲が好き、知ってる人とは友達になれると思う。
変わり映えない 外れない 心に付いた足枷
先の見えない夜の帰り道 「明日なんてなきゃ良いのに」
今何て言った? あぁ、確かめなきゃ良かった
この曲を僕は「令和版ギルド」と名付けた。直球でえぐる様なギルドの歌詞と対象的に優しく人間であることの日常を誰も傷つけないカタチで表現された歌詞だなあ、と聴いた時、感じた。とにかく優しくて、背中を押してくれる。
ああ 全て与えて帰ろう
ああ 何も持たずに帰ろう
与えられるものこそ 与えられたもの ありがとう、って胸をはろう
この曲については、義務教育で習うべきで最大級にヤバい曲だと思ってる。初めて聴いたアルバムの最後の曲にはとんでもないメッセージが入ってて震えまくった記憶がある。
死 = 帰る という死生観。つまり、終わりではなくただ、帰ると。その間に手に入れたものを手放したときに、人間ははじめて、誰かに与えることができるのではないかと。両手が塞がっていたら、誰も助けられないと。
父親の死後、区切りがつかない中で出会った曲の中で非常に胸を打たれた曲であり、考え方について素直に受け取り余計なものは手放した。
ちゃんと言葉の1つ1つを受け取るためにも、考え方を広げるためにも、ぜひ教育現場で歌ってほしいと願う。
という、3曲。あえて誰のどんな曲なのか?を隠した。(一部言っちゃってるけど仕方なく)先入観を取っ払って楽曲を聴いてみると、新たな発見があったりするし、何か心のどこかに引っかかるモノがあったら良いかなあと。
さて、これからどう生きていこう。