曇りにも見えるし、晴れにも見える。
青が深いようにも見えるし、浅いようにも見える。
流れているようにも見えるし、滞っているようにも見える。
誰かが引き伸ばしたようにも見えるし、刻み込んだようにも見える。
こんな空でも10分も経てば違う表情。
広い広い空が不定であるなら、自分という小さい小さい存在はもっと定まらない。
安定している気持ちのときは冒険したくなり、過渡期の最中は安寧を求める。
バランスとは、天秤が微動だにしない状態を指すのではなく、平衡になるよう調整を行うときの感覚で。常に流動しているもので。
大きく揺れても、小さく揺れても良くて。
問題が発生しても、いつかは収束するもので。
恐るな。恐るるな。
大丈夫。だいじないさ。