選挙。いつもどこか他人事で、でも権利として義務として真面目な顔をして参加しなきゃいけないことと思っていた。そうあるべきとも思っていた。
2024年2月4日に行われた京都市長選挙。今回の選挙をわたしは忘れることがないと思う。ちゃんと参加した実感があるし何より楽しかった。自分が望んだ結果ではないはずなのに熱狂した。誰が市長になっても頑張ってほしい、けどこの中でもこの人が市長になることができるように呼びかけたい。他の候補者を推す友人の意見を聞いてみたい。4年に一回みんなの注目を集める行事って…ほぼワールドカップじゃないか。これは参加しない手はない、みんなであーでもないこーでもないとワイワイできることなんて大人になるとめっきり減ってしまうのだから。
欲を言えば失言を指し合うんじゃない、これから実現する目標で戦い抜いて欲しいなとはいつも思う。選挙カーから暗に相手を貶めることを言うんじゃないよ。朝早くから近所で行われてる大声の演説もうんざり。うーん
思うことが沢山あった選挙。開票速報を待ち侘びてお風呂に入るのも躊躇うのなんて初めてだった。それぞれの区での結果が出るたびに落胆したり喜んだりした。
「投票にいかないくせに市政に口出しする権利はない。投票にいかないなんて…」とは思わない。政治に詳しい人以外が選挙に積極的でもいいじゃないか、という気持ちもあって投票を呼びかける。こんなお祭りみたいな日に自らの意思で参加しないなんて勿体無いなと思う。
結果が出揃った瞬間に「次は4年後か…」と寂しい気持ちすら生まれた。4年後、まだ京都市民で居られるだろうか。先のことはわからない