7月、12月、2月
半年近くの間に三度。その前はいつだったっけ。コロナ時代以前だった。
山口寄りの島根。幼い頃は夏休みに遊びに行くのがたのしみは場所だったけど大人になり自力で向かうとこんなに遠い場所だったんだなと実感する。新幹線で2時間、そこからバスで2時間半。車だと8時間以上はかかるだろう。
私にとって海といえば島根。あちらにいる時は船着場から海底を眺め、魚がいるか確認するのが朝の日課。磯の匂いと船虫がぶわーっと散らばるところを見ると田舎に来たなという気持ちになる。
車がないと思うように動けない。ペーパードライバーであることを悔いる。祖父母の足になりたいと願いながら実際は同行者に運転してもらっている。
行く度に状況が変化する。自分が歳を重ねてるから当たり前だけど他人も歳をとる。「今年30歳になるのか〜!」と驚かれた。自身の孫が30になればそりゃあびっくりするかもなぁ…年を重ねても気持ちは20代30代の時のままって話を聞いたこともある。
自分の未来、子供を持たないかもなとうっすらだけど確信に近い気持ちがずっとあるけれど、祖父母の家に行くと"先祖代々"を実感して思うところは多々あるよ。なかなか人と気軽に話せる話題ではないけど、あと数年は悶々と悩むんだろうな、人と話す機会があればなと思う。