ネガティブな感情は歳を重ねても消えない。私の場合は少なくなっても無くなることはないだろうなと思う。
もやっとしたり、ずきっとしたり。明確な理由がない感情が芽生える。消化不良を起こして時にはどうしようもなくなってしまうこともある。
その場で言語化できなかったことを、細かく砕いて、ひとつひとつを拾って眺めて分析してみる。言葉にする努力をする。そうすると大抵理由が見えてきて「そりゃあそう思っても仕方ないわな」と諦めがついてスッキリしてる頃にはネガティブな感情は限りなく薄くなってくれる。
嫌い、苛つき、嫉妬、不安、悲しみ
どれも出来ることなら抱きたくない。でもこれがあるから成長できることもある(と思いたい)
5月中旬頃に出会ったのは山本圭さん著書『嫉妬論』目的なく立ち寄った本屋でタイトルで惹かれた。嫉妬だなんて、隠すべきとされる感情について論じてるって世界は広いにも程がある。
「あの人はかっこいい活動をしてやがる…ぐうう、追いつけない。悔しい」と思うことがたまにあり体調が良くなかったりすると更に心に来るものがある。この本で言うところの良性嫉妬というものらしい。良性と付くだけで何となく聞こえが良くてまだ救いがある気がする。
現役の立命館大学の准教授をされている方で専攻は現代政治理論、民主主義論。案外近い場所で活動されてる方なんだなと思っていたら近々この本の書評会があるので来てみたらと声をかけてもらった。書評会ってなんですか?すみの方で座って聞いてるだけで許されるのかしら…議論が始まったら?などとオドオドしていたけれど気を張らなくていいらしいので足を運んでみようと思う。