得意なこと、興味があること、評価されることは一致しない

suge
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自分が得意だなと思うことは、自分が出来てしまうということでもあるので、全く未知ではなく興味を全く抱けなかったりする。しかし、得意なだけあって人より上手く出来てしまうので、結果的に社会的な価値を持ってしまうことがままある。

一方で、自分が興味を注いでいることは、そんなに自分が上手くそれをやれない場合がある。興味を注ぐということは未知であるということでもあるので、当然、結果として上手くいかないことの方が多いわけだが、興味があるからこそ時間や熱量を注げたりもする。

得意なことと、興味があることと、人から評価されたり求められることが一致すれば、そんなに幸せなことはないんだろうけど、上記のような性質からこれらが一致することはあまりないように思う。

さらに言うと、自分が得意なことに気づかないままでいると言うこともある。実はあることに高いポテンシャルがあるのにもかかわらず、経験してないためにその可能性に全く気づけないというやつだ。それはそれでなんだか不幸な気もしてくるけれど、この状況の場合、未経験という視点から得意(であることがわかった)なことに未知性を見出して興味を抱ける可能性がある。

そう考えると俄然、やったことない事をやると言う意味が出てくる気がする。毎年何か新しいことを始めてみると、最初は下手くそだったりするけれど、未知なので情熱を持って取り組みながら、得意になっていく可能性もある。もちろんその先に、得意になってしまったがために興味を失うこともあるかもしれない。でもそうしたら、また新しいことを始めればいいんじゃないかなと思っている。