ミュージカルVIOLET見た。ので見終わった直後の感想を書く。
あらすじは公式サイト(https://www.umegei.com/violet/index.html)を見てほしい
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今更どうにもならねえことをどうにかするには生きてる自分で折り合いをつけるんだよ!しかし折り合いをつけるには経なければいけない過程もあり、それが物語や想像力なのだ…。
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ヴァイオレットの頬にあるという醜い傷はメイクでも衣装でも表現されていない。観客や役者の想像力によって「あるもの」とされているのが演劇らしくて面白い。実際傷をメイクなり衣装なりで作ってしまったら、それを実際持っている人が当然差別を受けるだろうと見えてしまうかもしれないし。
でも途中までヴァイオレットが信頼できない語り手で「傷がついている」という思い込みで爆走してる可能性も捨てきれずにいたので、物語と読者の信頼って常にあるものじゃないかも〜。
冒頭の井戸のような水のある場所も、全体を通せば何らかの隠喩のような気もするがよくわからなかったな…。
二度三度見れるお値段でないので、パンフレットで触れていることを願う…。
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実際の時間の流れとは別にフラッシュバックやイメージが多用され、主人公ヴァイオレットの精神世界も実際の時間と同じぐらいの配分だったように感じた。
ヴァイオレットはエネルギッシュというか目的に一直線というか妄信的というか、女性であんまり見かけない主人公像で面白かったが見てるこっちも振り回されるようなところもある。
同じ演出家のラグタイムやピーターパンよりも雑多というか世俗的な印象を受けた。セックスもしてるからか…?
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黒人差別の表現があったため、ラグタイムとの比較。
本作では黒人俳優を起用していないし服で色分けしてるわけでもない。
黒人を演じている役者を冒頭で黒人差別を受けている映像とオーバーラップさせたり、カウンターで同じように金を払っているのに食事を提供どころか無視されたりするなどの振る舞いで当時の差別の状況を表現していた。
自分の顔に傷があるヴァイオレットが、私も(黒人に向けられる)差別を知ってるつもりと言ったり、私がフリックの顔になるのはおかしいでしょう?ってつい言ってしまうところが無意識下の差別だった。
ヴァイオレットもすぐ謝りはしたが、劇中は去年まで黒人は白人と同じバスに乗れない時代だったのだから軽率だし、傷があっても軽率でいれるのだな…と相対的にヴァイオレットが白人だと知らしめていた。
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とんちゃんさんのソロ歌唱曲良かったな〜バンド紹介でも使われてた曲…。
みんな歌がうますぎる。
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男女恋愛わかんないため、この作品でようわからんな…がだいたいここに集約されている。正直くっつく理由よくわからん。
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お父さんめちゃセクシーだな……。
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アフタートークって劇中の演出がどうこうをお話してくれるわけではないんだな…。
役者さんの話がメインであった。
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位置的に指揮者のモニターが度々見えたため生演奏だ…!と即わかり金かかってんな〜と思う。指揮が好きなため、指揮をしているところが映ると嬉しいけど気が散るな〜。