映画「車軸」を見た
うーん…単館系のよくわかんない映画だった…。原作読んでなかったら意味わかんないかも🦆あと原作からツッコミどころだったけどゲイ（ネコ）・ノンケ女性・バイ男性（タチ）でやるならノンケ女性はネコにシャワーを先に譲るか段取りをちゃんとしろ。
あと原作では六万五千円のオペラが六千円の朗読劇（奢るのも文庫本）になってたのが経済的に恵まれすぎだろ感を削ってたな。真奈美が堕落の象徴を見出す説得力があれば何でも良いっちゃ良いが…。
渋谷の道頓堀劇場がその後の朗読劇のくだりを予感させるためにチラッと映ってアア〜行きたいな〜になった。ストリップを見ていると映画のストリップ描写には性器にぼかしが入って不思議な気持ちになる。現地だと地続きの肉体なのに。
本物・偽物の話、小説ならそうでもないが映画だと図示したフリップ用意してもろていいですかね…になるタイプの話だった。
四首の短歌の引用について。確かにエモさは増すのだが、四首の短歌からこの映画を作りました！ならわかるけど小説原作があって、作者は歌人でもあるので作品の補助線に…という意図を感じるのでちょっと余計な気がした。
全然関係ないけど、冒頭の環状線は円環の話題って大阪では通じない話で東京トークだ！と思ってジワジワ来た。大阪の環状線は円環の外にも出れるので…。
たまにLDHがショートショートフィルムで単館系っぽい雰囲気の作品を出すけど、見てみたら結構わかりやすさがある方なのを鑑みると、私が好きなヘンテコで面白い映画のラインってその辺にあるのかもしれない。