久しぶりに良い夢を見た。
ここ2、3年、いやもっと前からかな?ずっと悪夢ばかりを見ている。
悪夢のパターン
コーチングを学び始めて、自己探求により目が向いたせいなのか?というより、あまり良い夢を見たことがない。昔から、怪物に襲われたり、逃げようとしたら足が遅くなったり、変な夢ばかり。
ここ2、3年見る夢は、特に三つのパターンに分けられる。
友達と遊んでいて、はぶられる。仲間はずれにされる。
サッカーで自分の思う実力が出せず負ける or 試合に出れない
気づいたら受験勉強をしてない or 卒業できないことが判明する
どれも自分の原体験に直結する。リアルすぎる夢。
「はぁ、またこのパターンか...」
悪夢を見たとき、1日が最悪な状態から始まるのだから、何とかしてほしいものだ。
夢のワーク
プロセスワーク(通称、プロセス指向心理学)や、ゲシュタルト療法という心理療法には、「夢のワーク」というものがある。
自分が見た夢を思い起こし、その夢に出てくる象徴的なオブジェクトに自分自身が「成ってみる」のだ。
夢というのは、自分の無意識の産物であり、宝庫らしい。そして夢は自分が作り出しているのである。夢に出てくる怪獣に「成ること」はとても怖いことであるが、自分が作り出していることには理由があるのだ。
夢のオブジェクトに自分自身が投影している。つまり、それに「成ること」で、自分の無意識の領域や、影、裏の部分を統合していくのだ。
1年半前くらいに、日本プロセスワークセンターで夢のワークだけ受けてみたが、とても神秘的な体験だった。
その後、マツケンさんという方にプロセスワークカウンセリングを受けて夢の解説をしてもらった。あいにく、悪夢ではなく、カウンセリングを受けた時は、なぜかいつもとは違う夢を見て、マイコーチとそれを探求済みだったので、ただ相談しただけだったのだけど、今もこの言葉が残っている。
「夢は人生の師匠なんだよ」(...って言ってた気がする)
いい夢
コーチとして活動するごとに、自分の課題に向き合い、何かしらの変容を感じるときに、夢の内容がガラっと変化するようになった。まるで夢を見ることで、自分の変容を確かめるように...
そして、5億年ぶりにいい夢を見た。
僕は、サッカーの試合のグラウンドの中にいた。ポジションは左サイドハーフだ。 目の前にロングパスが来て、全力を出そうにも、追いつけそうにない。いつものあの感覚。足が遅くなり、全力が出せない。
気づくと近くに、友達がいた。サッカーをしているので、彼はチームプレイヤーだ。彼は小学校の友達で野球部だったけど、足が速い。なぜかチームプレイヤーになっているらしい。
彼に全力で「いけー!」と叫んだら、彼はすごいスピードで駆け上がり、ミドルシュートを突き刺した。僕はそれにあっけに取られ、感動していた。
現実世界に帰ってきても
そして目が覚めた。
僕は現実世界に戻ってきた。いつもと違う夢。夢から覚めてもなお、嬉しかった。
久しぶりに見た良い夢。いつもとは違うパターンの夢。
自分の中で何か変化が起きたのだろうか?そうだとしたらとっても嬉しいな。
でもそれより、彼がシュートを決めて、嫉妬心もなく喜べたことが、今もなおうれしい。