欠けているから全体である(GTC基礎コース2DAYSを終えて)

mimizunomizuno
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Generative Team Coachingオフライン2daysの基礎コースを終えました。30人の1期生の仲間と、2日間でチームコーチングとは何か?Generativeモデルとは何か?を共に考え、インプロを交え体感し、実践した講座を作られた主催者のまつけんさん、ひろきさんに本当に脱帽です。

個人・関係性・システム・フィールドの視点から、チームを見るという視点をもてたこと、なんとなんと奥深いことか。

濃密すぎる2日間で言語化が追いついていないけれど、僕にとっての最大の学びは、自分の内面、関係性、システム、フィールドから生まれる自己と他者を知れたことです。

ゲシュタルト療法で馴染みがあるエンプティーチェアのテクニックを、名前を変えて「ロールスイッチ」という手法で実践していきます。これは、2者関係において相手の席と自分の席を入れ替え、その人の立場を感じることをするのです。

一つ違いを出すとしたら、チームコーチングではコーチもまた個人の側に立ち、コンパッションを持って共に感じ、その関係性に働きかけたり、相手に対してコミュニケーションをトライしたりします。

時には、メタコミュニケーションといい、2人以上のチームで、その席を離れて俯瞰的にみるというテクニックも用います。

その時に私たちは、「対立のフェーズ」から、「自分の立場を離れ相手を理解する」というフェーズに進むのです。そこを感じられた時、不思議なエネルギーがどこからか生まれて、新しい世界が立ち上がるという体験を目の当たりにしました。

Day2では、インプロを交えてその感覚を遊び心を持って体感し、実際に2者関係を扱い、最後はチームに対してコーチングを実践します。

自分自身もクライアントとして、コーチとして、そして他のクライアントの他者を演じるという実践を行います。

まるでいつもと違う脳の領域を使うような感覚。

そして、感じたのは、自分自身という存在は、時には組織の構造に、時には関係性によって生まれる役割(ロール)に、時には過去の原体験や感情によって自分自身が「在る」ことを知るのです。

それを自己のみならず、さまざまな他者に触れさせていただいたり、実際に自分が成ることを通して、いくつもの人生を生きることを通して、欠けているからこそ全体で在るということを学んだ気がします。

誰もが人生を精一杯生きていることを、この2日で知れたこと。僕の人生の財産となったと確信しました。

チームにコーチングを届けるたびに、この2日間に立ち戻り、始まりに全てが含まれていたのだと、きっと知るのでしょう。

@sugu
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