一生向き合っていくデザインとは何か?コーチングとは何か?

mimizunomizuno
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デザイナーを志し、何週しただろう。「デザインとは何か?」という問い。そしてコーチになってからもまた、「コーチングって何だろか?」と現在8周目ぐらいかな?

今日は作業しながらYoutubeを流していると、多摩美術大学がデザインの大御所の講義をなんと無料で公開している動画がレコメンドされてきて、グラフィックデザイナー佐藤卓さんの「そもそも、デザインてなんだろう?」をみた。

巨匠もまた、デザインって何だろう?に向き合い、デザインをしていることを聞けたこと、とっても勇気をもらえた。

デザイナーの種類をググってみても、ざっくり12個ぐらいある

1.Webデザイナー / 2.グラフィックデザイナー / 3.CGデザイナー / 4.ゲームデザイナー / 5.スペースデザイナー / 6.プロダクトデザイナー / 7.ファッションデザイナー / 8.UIデザイナー・UXデザイナー / 9.DTPデザイナー / 10.エディトリアルデザイナー / 11.テキスタイルデザイナー / 12.ブックデザイナー

僕はデジタルプロダクトのデザイナーで、UIデザイナーだったり、UI・UXデザイナーだったり、デジタルプロダクトデザイナーだったり、時代のトレンドによって界隈のこうだよねの呼び方も変化する。

そもそもiPhoneが出るまではUIデザイナー何てこと言葉はなかったのだから、理解してというのも無理な話かもしれない。

そして、コーチングもまた流派がある。そもそも最近は英語コーチだったり、結婚カウンセラーではなく、婚活コーチングなんてもものもある。全く困ったものだ。

それを踏まえても、正解はない。世の中はこうだからではなく、自分自身がこうだと名乗ることが一番大切なのかもしれない。

僕の場合は、サービスとユーザーを繋ぐためのデザイナーだ。特にデジタルのプロダクト、アプリのデザイナーだから、サービスとして届けたい価値をエンジニアリングで機能にした時、それをユーザーのメンタルモデルに一致した形にUIに落とし込む。

それが点のデザインであり、機能がいっぱいあったら複雑性がます。ユーザーがサービスを登録し、いろんな機能があるなかで、順をおって理解し、これをしたいと思った時に、アクセスできることをデザインするのが主な仕事だと思う。

とは言っても、LPのデザインやバナーのデザインなど、本質は一緒だが、デザインする対象は時として異なるのだ。

やはり、本質は組織とサービス、サービスとユーザーを繋ぐのがデザインなのかもしれない。それにクリエイティブを加えてね。

佐藤さんは、「デザインは、間を適切に繋ぐこと。」と解説してくれた。本当にその通りだと思う。

面白いのは、適切にという表現だ。「人と人」「人と者」「人と事」「今と未来」「人口と自然」の間。

そして、それらを「心地よく」「興味を抱くように」「安心して」「安全に」「環境に配慮」するのが、適切なという表現である。

大学生の時に勝手にデザイナーに憧れたのは、デザイナーが倫理を持って世界に対して働きかけ、デザインをするその姿勢だった。

今これを書いて、あぁそうだったと思い出した。偉大なデザイナーは誠実であり倫理的なのである。それがデザインするということの責任でもある。なぜならデザインした先にはいつも、世界と人がいるのだから。

デザイナーをやっていると、キャリアにおいていつも「あーそろそろいい加減やめたい」と思うことがある。この1年も、コーチングをやりながらデザイナーのロールを捨てるのか葛藤した。

でも、こういうのがあるからやめられないよね。

それについては、コーチングも変わらない。コーチングマインドを持って相手に接し、個人の内面の葛藤、人と組織の関係性を、コーチングしていくということはデザインと共通である。

デザインもコーチも、調和をもたらす者であり、媒介者であり、対立を扱う者である。それには、人を、世界を知るということが欠かせない。

対象を理解することなしに、本当の意味でデザインはできないのだから。しかし、デザインをするという行為、コーチングをするという行為を通して、また世界を知るということでもある。

今日は真剣な話でした。ちゃんちゃん。

@sugu
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