夢のような体験の後に、体を旅するボディーワークの不思議

mimizunomizuno
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まるで夢のようで、台風の嵐のように過ぎ去っていったチームコーチングの2日の講義が終わった。その次の日は、ボディーワークという体を通して気づきを得る施術であり、セッションを受けに横浜にきていた。その日で4回目である。

コーチとして活動する中で、自分自身もクライアントとしてコーチングを受けているが、この半年ぐらい言語アプローチのコーチングがあまりうまくいかないようになった。

マイコーチに相談したところ、ボディーワーカーなる人がいるらしく、紹介してもらって「それそれ!そーゆーの求めてた!」と歓喜の僕。(失礼)

二年ほど、自律神経の乱れで、ずっと低気圧不調や聴覚過敏に悩まされたり、腰が痛くなったり、最近は首が痛い。。。

整体にずっと通っていたが治らず、ついには首が痛くなり病院にいったら椎間板ヘルニアと診断された。聞いてみるもストレスが原因と言われ、対処の仕様がなく困ったものだった。

ただ触れるだけという不思議な身体の旅

そんな経緯もあり、物は試し精神で受けにいった。普段オンラインばかりが嫌なので、横浜に施術室があり、電車で1時間半かけて、月に一回通っている。

自分が受けているボディーワーカーは小笠原和葉さんという形で、友人に聞いたところソマティック界隈ではパイオニア的存在らしい。

元々は宇宙の研究者で、いろいろあってボディーワーカーになったらしく、よくわからんけど多分かなり結構すごい。

いつも身体をベースとして、対話をしながらただ体の感覚を探求するソマティックエクスペリエンスと、マッサージでベッドになり、”5gのタッチ”と呼ばれるやさしいタッチを当ててもらうクラニオセイクラルで、感覚に気づく旅に出る。

和葉さんは、驚くほど何もしない。マジでビビるくらい何もしない。ベットに寝て足ちょっと上げるだけ。ソマティックエクスペリエンスの時も、ただイメージを広げてほぼ深呼吸をするだけ。もしくは、体が起きることに気づき、許容範囲であれば、その感覚を探究していく。

本当に何もしないのだけど、1人ではアクセスできない感覚に入っていき、自分が湧いてくるイメージにふと入っていくと、「今何が起きてる?」と寝てる時に問いかけられるのだ。えーなんでわかるの!?といつもなる。

聞いたところ、本当に体の色々見ているらしい。正直、やられたと...いわんばかりだが、自分が気づこうとしていること、体が気づきたがっていることを、和葉さんを通して自分が知ることができるから、セッションが終わった後は、いつもうれしいのだった。

月1回通うことで、自分の仕事の成長や、身体の変化に気づくチューニングの機会になっているのもうれしい。1ヶ月振り返って、起きたこと、ずっと見ている悪夢、不思議なできごとを聞いてもらい、時には心理療法の知見も教えてくれるのだから、自分の心と体を知るための最高の授業といってもいいだろう。

聴覚過敏はまだ治ってないけど、深呼吸が上手くなったのが最大の成果かもしれない。

嵐の後のボディーワーク

その日は三つ選択肢があると言われた。(記憶のある限り)

  1. 直近で気になっているテーマを探求する

  2. クラニオセイクラルでしっかり休む

  3. ここ最近で体験したリソースに眼を向ける

色々話していると、自分がまだ2日間の出来事が濃すぎて、興奮状態になっているかもと気づいた。というか、前日はちゃんと悪夢にうなされた。(はぁ〜)

ということで、最初は2のゆっくり休んだらどう?と言われたけど、3番にした。振り返ってみると、このチームコーチングの講座以外も、たくさんこの1ヶ月はチャレンジしたし、講座に必要なデザインのタスクもギリギリまでチームメンバーと作り込んだ。

そして、講座の当日は1受講者としていっぱい楽しみ、たくさんの人の人生に触れ、ずっとオフラインで初めて対面した仲間に会い、30人の方とソーシャルなコミュニケーションも頑張った。結構神経使ってたし、学びが多すぎて、追いついてなかったようだった。

すっと流れる2つの涙の波

自分が最高に心地よいイメージを広げて、大きく深呼吸して、体の内面に意識を向けたら、すぅっと涙が流れてきた。涙の波は2回あった。

その時は、言葉にしなくていいから、ただ感じれるように感じてと言われた気がする。ただ体が感じたがっていることを感じると、涙が流れたのだった。それは悔しさの涙とは違って、ただ暖かくすっと流れる涙だった。

今言葉にすることで、削ぎ落とされるものがありそうだけど、大切な感情なのでここに残しておこうと思う。

一つ目の涙は、チームに出会えた涙だった。同じ志を持つ温かい人たち、チャレンジを共にした仲間、同じ痛みに向き合う人たち、心に寄り添い側にいてくれるコーチ、人生の先輩、兄のような、お姉ちゃんのような、そんな人たち。その場にたどり着けたことが、ただ嬉しかった。それをゆっくり感じられた。

二つ目の涙は、自分が自分の直感を信じられたことだった。そんな仲間やチームに出会えたのは、今まで少なくも自分にとってはたくさんチャレンジしてきたからだ。失敗も多かったと思う。だからこそ、違和感に気づくことができた。あっているかわからない。だけど、違和感の近くには、直感がある。それを辿ったから、そこにたどり着けたのだ。

自分を信じて進んだからこそ、そこにいくことができたのだ。それが、ただ嬉しかった。

それを感じられるこの場に来られたことも、僕にとっては本当に嬉しかった。

今日のその日は何もしないことにした。コーチの友達がなんと偶然なことか、そこから10分のところで古民家リトリートをしており、いつも帰りによってぼーっとしている。こたつに入ってぼんやりした。

帰りは、高円寺の銭湯にいって、カレーを食べた。最近カレーにハマり出して、高円寺が「日本のインド」と呼ばれていること4年目にして体感してます。

小さい頃は、1000円以上するカレーを外で食べるなんてナンセンスだった。大人になったなぁ。終わり。

@sugu
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