映画「カラオケ行こ!」を見た。
漫画のテンポ感というかギャグな部分が好きなので、映画になることでそこがやや削れていたのは残念だったが、脚本演出の力というより、よく言えば映画フォーマットのなせる技という感じがした。削られたテンポ感の代わりに、生感や質量が足されていて、動作が重くなるというか、説得力が増していたのが印象的だった。単純に、人が怒鳴る声とか、殴る音とかは、映画になると迫力が段違い。漫読むだけじゃなにもわかってなかったんだなと感じた。にしても野木脚本はやっぱりウマ〜〜〜!オリジナルエピも再構成も全部がきっちりハマっていて、あぁこれが映画化なんだとしみじみした。
あと、和田、すごくなかった?合唱部の男子中学生。最初、全国いくような中学の合唱部ってもっと独特なんだよな〜って思いながら(でも別に合唱部をリアルにしなくてもいいか…とも思いながら)見てたんだけど、和田だけマジでめちゃくちゃリアルで、再現度が高すぎた。主人公っぽいこと言ってるのに主人公になれないんだよな。合唱部だし。思春期の持て余し方もリアルだったな〜。途中から和田のことばかり考えてしまった。
あと、普段は綾野剛のことなにも意識してないのに、たまに見ると背が大きくてかっこいいとバカみたいにメロってしまうのやめたい。
そういえば予告でやってた中島歩が妙にエロそうな映画、気になる。予告でドキドキしちゃった。
そんな感じでたまに見る映画はいい。相変わらず今はメソメソ期でずっとメソメソしてるんだけど結局それを浮上させてくれるのもエンタメでしかない。少なくともSNSではない。肝に銘じよう。