日記(2024/04/19) 「テルマ&ルイーズ」を見に行った #まじ日

「テルマ&ルイーズ」を見に行った。

前に名古屋でやってた時は行きそびれたんだけど、今日まで某単館系でやってるのを発見し、いそいそと見に行った。時間もちょうどよかった。

噂に聞いてたけど、まぁよかったですね、傑作ムービー!

最初はテルマのお花畑っぷりにイライラしたんだけど、肝の据わり方とか精神の太さがめちゃくちゃ効いてきて、だから2人は友達なんだと妙に腑に落ちた。こういうところが合うとか合わないとか、心地いいとか悪いとか、ムカつくとか笑えるとか、そういうの抜きにして、この人は友達で友達だから好きだと言える関係が、もう、めちゃくちゃまっすぐ友達だと感じられて、泣けた。そういえば幼い頃の友達ってそんなんだったかも。ムカつくところもあるけど、一緒にいて楽しくて仕方ないところもあるし、この子と一緒なら先生に怒られてもいいやと思える間柄の友人がいた。友情って星取表じゃないし、私は不快であることへの耐性をつけたい。嫌なことがあったら切るって考えを改めたい。。。

話がずれた。

そんなお花畑テルマが、ルイーズにはジニーがいるけど私は家に戻っても同じ生活は無理みたいなこと言ってたの切なかったな。あと、ジニーめちゃくちゃいい人。めちゃくちゃいい人ですら暴力的な場面があるのはどういうことなんだ。怒鳴らないでほしい。バカでクズでエロい若いブラピは良かったです。あんなの良いだろ。ブラピ出世作らしい。わかる。

Y2K新書で竹中夏海がテルマ&ルイーズの最後が悲しいって言ってたので、身構えて見た。確かに悲しいけど、起こりうるラストの中で1番、ギリギリ希望があるなぁと思った。自分の身体(及び進退)を自分でコントロールするってことが権利だし、自由ってことだし、主体ってことだし。少なくとも2人が決めて進んだ道だったのはよかったと思った。とはいえ、そうなったのは、それぞれが男に尊厳を毀損されたことがきっかけなのは悲しいが。自立した結果が死なんかいとか思わなくもないが。でも、他人に操られ蹂躙されるより全然マシ……っていうのはなんか武士みたいだな……

まぁなんかとにかく、女2人のとんでもないロードムービーってだけでかなりよかった。日本でやるなら誰かなとか思ったけど、そもそも日本であの壮大さは出せないよ。どんなに車で走っても日本からは出られない。島国の限界。山に籠るしかない。それでも日本でテルマ&ルイーズをするなら、ルイーズはまぁ満島ひかりかな。テルマは石原さとみか、深田恭子か。良すぎるバディものになりそう。

にしてもアメリカの運転、相変わらずめちゃくちゃ雑。三半規管強い。


テルマ&ルイーズはたけのこの里映画ではある、それもなんかわかる

今週日曜の昼が概念会収録なのでお便りをください!

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まで!テルマ&ルイーズの話もしたいのでそれも送ってください