休職して約3週間。会社や病院への説明を終えたことで、少し楽になった。相変わらず寝てばかりいるけれど。病院の先生にその話をしたら、回復の過程だと言われた。仕事をしている時と、あまり変わらないような気もする。身体が重いような、怠けているだけのような、ただ必要もなく生き続けている。
地元に帰る予定があったけれど、熱を出したと大嘘をついて取り止めた。心配されるたびに、全てを話してしまいそうになる。きっと誰も咎めないし、責められない。けれど、理解とは別だと分かっている。元気になったら帰る、わたしの中ではそれで折り合いをつけた。地元を離れて遠くで頑張っている娘、その方がかわいいでしょ?
つらさは自分だけで背負いたいのに、聞いてくれる数少ないひとに甘えてしまう。重たい話を聞くと相手もしんどくなるから、わたしだけで完結したい。ほかに負担をかけたくない。頼ってごめんね、放り出してもいいんだよ。
死なないだけマシだと思いながらも、全部投げ出したくなる。そんな勇気もないのだけれど。息をするだけで金がかかる。仕事から離れると、社会からも切り離された。ふわふわと所在がない。
雁字搦めのぐるぐる巻きなのは自分のせい。どこにも行けないね。