23日に名古屋市美術館まで赴き、ガウディとサグラダ・ファミリア展を観に行ってきました。一般1800円。
巡回できない『建築物』が主題ということもあり、どういった展示になるのか事前情報を見ても割と謎だったのですが…。
ガウディという人物の経歴・理念から展開し、彼の残した建築図面やスケッチ、構想や建築物の模型などという構成が主でした。
後半は実際にサグラダ・ファミリアに設置されていた彫刻なども。
数学的な話や建築用語も解説に登場するので若干小難しさはありましたが、なかなか興味深かったです。
ガウディ、路面電車にひかれて死んだとかトホホすぎる！とか、こんな気の遠くなることやってるからサグラダ・ファミリアの建築に途方もない時間かかってるんだぞ！と脳内でツッコミまくりでした。
しかしそのおかげか自分が生きてる期間と、この壮大な建築物が完成するタイミングが重なることになりそうなので、素晴らしい時代を生きることができたなと胸が熱くなります。
サグラダ・ファミリアがその後どれくらいの期間そこに建ってるか分かりませんが、完成当時を知る者・一番美しい状態を見ることができた者になれるんですよね。
本物を見ることはたぶん叶わないけど、完成間近の未曽有の建築物という存在は、今を生きる希望になりうるんだなと。妙な力の湧き方をした展示でした。