昨日はJT杯の決勝、藤井聡太 JT杯覇者 vs 糸谷哲郎 八段の対局だった。
自分は将棋に関しては駒の動かし方は分かるが、指したことは全然ない。戦型の名前は対局中継や将棋漫画を読んでいるので聞いたことはあるがどういうものかを知らない、いわゆる観る将である。本当は将棋の勉強したいけど、なかなかそこに時間を割くことが出来ないのでこういった形になっている。
タイトル戦や今回のような一般棋戦はたびたび見ていて、特に藤井聡太の対局はよく見ているのだが、ここ最近藤井聡太が負けているのを見ていない。現在八冠なので、対局があるとしたらタイトル戦または早指しの一般棋戦しかない。調べてみると現在12連勝中、今年度の成績が30勝5敗、負けた対局は先手番が1回、後手番が4回と、先手番だとほぼ負けなしという状況だった(すごい)。
ただ、毎年こんな感じの成績っぽいのでびっくりするほど強いんだなあという気持ちになった。通算成績が先手番だとほぼ9割、後手番でもほぼ8割という状況なので、対局数が多い七番勝負のタイトル戦だとなかなか厳しそうで、五番勝負または一般棋戦で土をつけるしかないのだが、それも難しいんだろうなと思う。
今年の対局で王座戦だけは可能性を感じられたが、途中で負けていても最後の最後で勝ちを拾うというシーンが何回もあった。二回戦の村田戦、王座戦第三局、第四局と、ほほ負けというところまでいったところで相手のミスで勝つことが出来ている。相手の力の問題もあるかもしれないが、どちらかといえば相手にミスらせているようにも見えるので、恐ろしいなと思う。ただ、ここまで来るともう何か持っているとしか思えないなと思った。
羽生さんが七冠を取ったときはだいたい半年くらいで七冠を維持できなくなったが、藤井聡太はタイトル戦におけるタイトル奪取および防衛率が今のところ100%なので、もしかしたら数年単位で八冠を維持するかもしれない。そういった期待が出来てしまうほど勝てているのでこれからどうなっていくのか楽しみ。