昨日まではお客さんにまたいらしてもらえることにぼんやりできる時間もあったけれど、今日は過去最高の売り上げになるほど忙しくなった。
ずっと来てくださった方たちと、新しい方達と半分ずつぐらいだったと思う。この波の大きさの理由がわからない。ありがたいと思った。
まだ開店して数日だけど、あの方達まだいらしていないなと思い浮かぶお顔もあり、その方達が来た時に以前と変わりなく確かなものをお出ししないとだめなんだと思った。
店にいると心身ともに強張る感じがするけど、こういう小さい緊張が積み重なっているのかもしれない。では言語化して見つめ宥めるしかないかもしれない。
お客さんに「あまざけらぼ」さんというお店の甘酒をいただいた。すごく美味しい。
今まで飲んできた甘酒の甘みは、シート状で舌にぺったりと張り付くような感じがして進んで飲みたいと感じたことが無かったのだけど、いただいたものは旨み?のふんわりした層の中にじんわりした甘みがある感じがした。
舌に均一に広がらない旨さを持った料理は食べ疲れないと思う。
飽きないから食べ疲れないのだと思う。各々の材料がそれぞれの役目をしてきちんと構成されている料理は「口の中ってこんなに広いんだ」「こんなに色々感じられるんだ」と思う。プロはその構成の工程を遊ぶようにやっている感じがして、本当に見ている世界が根本から違うんだなと思う。