ケン・リュウ 生まれ変わり 3

すみどり
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ここから電脳世界にいく。

カルタゴの薔薇。とてもきれいだと思う。つながりが、つまりなく流れている。体験があって、それからの自分がある。

神々の三作。もっと続きがありそうだけど、ケン・リュウっぽいまとめかた。1冊だけをよんでいると、ちょっとこの手の話が疲れてきた。絵文字で連絡があった最初は謎めいていて、面白いと思った。

闇に響くこだま。最後の会話の辺り、いいね。最初の入りのあたり、掴みきれない。歴史を知らない。

ゴースト・デイズ。面白くて早く読んでしまった。何層もの構造になっている、のに短編。最初の時代は、人々はどうなってしまったのだろう。現代から離れると理解が追い付かなくなっている。

隠娘。これが好き。昔話風の、ケンリュウ作品は面白いものがおおい。昔話風で、不思議で、重いところがマイルドになっている。この手の話の主人公たちが経験する世間の真実、とそれに対しての戸惑いと行動が、おもしろい。

ビザンチン・エンパシー。能登半島地震のすぐあとに読んでいたから、難民内線の問題より、身近なそちらにリンクさせて考えていた。VRが進歩している。このような、ほぼ体験、まで進歩するのか、それとも他の何かが現れるのだろうか。

各話の感想おしまい。1冊がかなり長いこと読んでいられた。並び順が、どうもジャンルが固まりすぎていて、疲れてしまうように思った。

@sumido
編み物熱冷めず。 日記を書いてみようと思っている。