最近ConcrntというSNSを使い始めました。
このConcrntは絵文字をユーザー側が追加できます。基本的な手順は公式の文書の通りですが、ちょっと私ははまったところがあるので、僭越ながら説明を追加したいと思います。ただ、私も手探りでやったところがあるので、これが細かいところまで正解かどうかはわかりませんので、自己責任でお願いします。
まずは👆の公式ドキュメントを読んでみましょう。
以下私がはまったポイントです。
絵文字をWebサーバに配置する
自分が好きにできるWebサーバなんか持ってない! 持ってたとしてもドメインとかどうするの? お金かかるのかな…。
大丈夫です。これは要するに絵文字の画像ファイルと、あとに出てくるJSONファイルというものをインターネット上でアクセスできるように公開できればよいです。今回は私はGitHub Pagesというサービスを使用しました。無料です。まず、GitHubにアカウントを作り、Pagesという機能でサイトを公開します。手順は以下のURLがわかりやすいと思います。
https://prog-8.com/docs/github-pages
1点注意事項で、上のURLの途中に出てくるリポジトリ(ファイル置き場)の名前は"GitHubアカウント名.github.io"である必要があります。そうでないと後からサイトとして認識されません。私の場合は以下にしました。
sunfish0125.github.io
これでファイルが公開できる準備ができました。あとは画像ファイルをポチポチリポジトリに置いていきます。
私がおためしで絵文字を配置したリポジトリはこんな感じです。フォルダ構成は任意でよいです。ここに置いた画像ファイルは以下のURLで参照できます。
絵文字パックを定義するJSONの作成
画像ファイルが公開できたら、JSONファイルの作成です。JSONファイルは下のURLにあるような形式のテキストファイルです。
https://square.concurrent.world/general/world/emojipack/#3-絵文字パックを定義するjsonの作成
なんだか難しそうですが、よく見ると単純に絵文字の定義が書かれているだけです。このファイルに絵文字パックの定義を書いていきます。
なお、現時点(2025/1/26)では"aliaces"の定義には対応していないので、無視されます。
参考に、私が作ったJSONファイルです。
https://sunfish0125.github.io/emoji/mimimi/mimimi.json
なおJSONにはコメントは本当は書けないので、公式にある"//"以降の文字列は削除してくださいね。
JSONファイルの公開
JSONファイルもインターネット上に公開する必要があります。絵文字の画像フォルダと同じフォルダに置けばよいでしょう。別のやり方として、GitHub Gistというこれも無料の機能を使ってJSONを公開することもできますが、ここでは省略します。
公式文書には、「クロスオリジンの許可」ということについて書かれていますが、これについては私は何もしていないけど、公開はできています。GitHubPagesがそもそも対応しているのかもしれませんが、この点は不明確です。
JSONまで公開したら、絵文字パックは完成です。あとはJSONのURLをConcrntに設定すれば使えます。Concrntの設定画面の「絵文字」から、一番下のURL入力欄にJSONのURLを入れます。
また、投稿することによってほかの人に使ってもらうときには、以下のようなタグで指定するとよいです。
<emojipack src="JSONのURL" />
するとこんな感じに。

このバナーをクリックすると絵文字をインストールできます。
以上です。参考になれば。