だだくさなタスク管理の変遷

sunny510
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この記事はMOSHアドベントカレンダー2023の18日目の記事です。

はじめに

やりとりの大半が文字で行われる昨今。内容を読んでいる間に目まぐるしく別のチャンネルでやりとりがされている。

ミーティングも画面越しになり、ヘッドホンやスピーカーを通じて入ってくる生身の声とは程遠い没入感で集中ができない。

なんだかふわふわした中で仕事をしている気になる。けど仕事だ。タスクA,B,Cが待っているぞ。でもどう管理していこう?

moshに入社してから、「タスク管理を管理する」ことについて試みた変遷を書いていこうと思う。

notionのdatabase

プライベートスペースにdatabaseを1つ用意し、標準的なtodoテンプレートに沿って管理していた。

しかし、開く頻度が減り、自然消滅。管理することを管理することに向いていないのだ。

Raycast (Hypersonic) + Session

それでも管理することにしがみつき、なんとかできないかともがいてたどり着いた一つの形が以下の組み合わせ。

Hypersonicはランチャーツールであるraycastのextensionで、notionのdatabaseと連携し、raycast経由でタスクの追加・編集ができる。つまり、ブラウザを開かなくてもキーボード操作だけでタスク管理が全て完結できる。

SessionはMac, iOS対応のポモドーロツールで、以下の機能に魅力を感じて使い始めた。

  • カレンダー連携 (Google)

    • カレンダーベースでログを残すことができる

  • ポモドーロタイマー開始時にタイトルやカテゴリをつけることができる

  • サマリー表示ができる

    • どの作業にどれだけの時間を費やしたか可視化できる

  • タイマーが動いている間は特定のサイトを開けなくすることができる(有料プラン)

さらに制作者の以下のXの発信を見て、Hypersonicでタスクを追加する度にタスクに紐づくsessionを起動するurlスキームを自動記入する関数を指定するように運用を開始した。

これで以下のフローで運用を開始してみた

  • Hypersonic(raycast)経由でタスクを追加する

  • タスクが追加されるとHypersonicと連携しているdatabaseにレコードが追加される

  • レコード作成時にsessionのurlスキームが作成される。

  • Hypersonicから直接notionのDBを開く(ここが面倒)

  • notionのDBからsessionのurlスキームを押下し、sessionスタート

  • 作業中のメモはsessionの中もしくはnotionに記載していく

なんて素晴らしいんだ。と、当時は思った。実際しばらくの間はうまく運用できた。しかし長くは続かなかったのだ。

運用フローで少しでも面倒だと感じる部分があると、いくらフローとはいえそれに従うのが嫌に感じるようになった。ここで徐々に管理を管理することが向いていないのでは?と思い始めるが、はは、まさかーという気持ちでいた。

メモ帳とリマインダー

妙にツールを連携するのがよくないのでは?フローをガチガチにせずもうちょっと雑にしても良いのでは?と思い、Apple標準のメモ帳とリマインダーを使い始めた。

  • 何か気になることがあればクイックメモを起動し、思ったことを記述し、タグをつける

  • 書いたメモの内容がタスクとして管理が必要と判断した場合は共有からリマインダーを指定する

  • リマインダーがメモ帳と紐づけられる形で新たに追加される。

以前の運用とあまり変わらない。道具が変わっただけでやることは同じだった。さらにチーム内でnotion上でissueやバックログを運用しており、そこに書くべきことをメモ帳に書いたまま放置してしまい、作業内容の共有が漏れるということが起き、だめだこりゃとなりやめた。

Arcブラウザーのタブ運用

以上より、自分がタスクを管理するのはチーム上のissue管理で良い。と考えるに至る。

自分はタスクを管理する上で、「何をするべきか」に加えて個々のタスクの抱える情報源を探す作業や管理する作業に苦手意識を感じていた。

タスクAを進行している時にタスクBについて質問され、あれ、Bのissueやslackのスレッドはどこにあったっけ?PullRequestはどれだっけ?と探しに行くのが大変だった。

以前のやり方であれば、notionやメモ帳に作業に関するリソースのリンクなどを貼って管理していたが、それを別の方法で実現できないか?と考えた。

そう考えていたときに、利用しているブラウザであるArcでフォルダが使えることを思い出す。

「タグをグループ化し、そのグループをタスクAとみなし、タスクAに必要な情報源をそこにまとめればよいのでは」

ブラウザから離れることなく、ブラウザの既存機能だけで情報源を管理すれば良い。

chromeでもsafariでもタグのグループ化はできることではあったが、Arcブラウザの場合はタブグループではなく、フォルダとして階層をいくつも作ることができるし、直感的な操作や閲覧がしやすい点が好感触であった。

以下のような感じでtodoのフォルダを作り、さらにその中にタスクごとのフォルダを作成する。各タスクに関するフォルダ内には、関連するslackやnotionの情報源、GitHubのPRを配置している。

タブのフォルダを外部に共有することができるのも嬉しい。フォルダ内のリンクのまとまりを以下のように他者に共有することができる(まだ業務で利用したことはない)

👆のtodoBの一覧が👇のような感じで共有することができる

タスクが完了し、不要になったタブのフォルダは最終的に削除し、視界から消していく。一旦これで運用してみてまた課題があったら考えようと思う。

さいごに

さて、タスクは管理できているのかと言われればまだまだな段階であると思うし、探索はこれからも続いていくと思う。

今まで誰かがいう「このAというタスク管理方法は最強!」的な情報を鵜呑みにし、それに倣ってみたけどイマイチ自分には合わないなと感じることが多かった。結局我流で導き出したやり方を研鑽していくのが性に合っていると感じているので、またまとまったら書き散らしていければと思う。

moshの関連情報は以下を参照してみてね。