一人で部屋にいました。
見覚えのない部屋です。大きな窓とベランダが見えました。
「外を見て」という声が聞こえたような気がしてベランダを見ると、女性がひとり落ちていきました。
またひとり、そしてまたひとり。見たくないのに目が離せません。
ベランダを見ていると、落下した女性が浮上してきて、落ちては浮かび浮かんでは落ち……落下と上昇を繰り返しています(この理由はよくわかりません)。
どう考えても自らの意思ではなく操られている動きです。
そのとき、後ろで声がしました。驚いて振り向くと宙に浮いた女の人がいました。(魔女っぽい雰囲気だったので魔女としておきます。)
細かい言い回しは忘れてしまいましたが、後ろめたいこと、やましい気持ちがある人は落ちていく……、そのようなことを魔女が言いました。
いつの間にか私の隣に女性がひとり立っていて、魔女がその女性を指さすと、女性はベランダへ滑るように移動し落下していきました。
次は私の番!? 魔女がこちらを見たところで目が覚めました。
長く生きていればやましいことの1つや2つあります。目が覚めずに夢が続いていたら、きっと私も落ちていたでしょう。登場人物がすべて女性だったことに意味があるのでしょうか。久しぶりに夢を見ましたが、目が覚めたあともドキドキするくらい怖い夢でした。