大人になったら食べれなくなっちゃうは、嘘だと思っている。私はよく食べる。自分でもこのままじゃ風船になってしまうのではないかと思うほど、おいしくたくさん食べる。カルビもカツも生クリームも余裕である。
「ゴッホと静物画－伝統から革新へ」に行った。土曜日に行くのは、あまり気が向かないのだけど、せっかくのオフ、家にいたらパソコン開いちゃいそうだな〜じゃあ、どこに行こうかなと思ったら圧倒的に行きたい場所だった。
私は美術に詳しくない、ただ美術館が好きでよく行く。だから、なんじゃその視点と思って読んでいただいて良いのだけど、冒頭ゴッホの描くドクロを見て「こういう絵も描くんだ！」と驚き。とにかく花や果物を描いて色彩を研究する希望に満ち溢れたところから、ゴーギャンとのルームシェアを解消して以降のちょっと荒っぽくなった画風へと変わっていく様を見て、しんどかっただろうなと思ったりした。
ゴッホの不安定な心、でも誰かを喜ばせたい、平和を願うような根幹にある想い。どっちが本当の彼かなんて野暮で、どっちも本当の彼なのだろう。そういう彼が私は好きで、去年も所沢まで行ったなーなどと思った。
まあ、知った気になってるだけだし、その人物像を作り上げたのは原田マハさんの「たゆたえども沈まず」だから、もしも本当に彼に会うことができたら、その感情は変わっちゃうだろうけど。
たらればだけど、生きている間に評価されていたら、あと2年長く生きていたら、何か変わったのかなとか思ってしまう。たらればだけど。
そこから家に帰って断捨離をしながら「マイ・プレシャス・リスト」を見た。めっちゃ好きだった。幸せになっていいんだよ。誰だって。私の好きな映画「ウォールフラワー」と並ぶすごい好きな映画だった。またすぐに見よう。