二郎系ラーメンを食べに行く勇気が持てないという話を結構聞く。二郎直系もインスパイア系もあんまり食べたことがない友人たちの背中を押したい。
下調べ
二郎系の店舗に行く際、私が特に重要視しているのは下調べ。
◇食券購入タイミング
◇列の並び方
◇麺の量
上記は来訪前に絶対調べる。食券購入のタイミングと並び方は店舗によってまちまちだから、調べておいた方がスムーズ。調べても理解しきれない場合は現地に行って「最後尾はここか」「ここは食券先買いか」などを並んでいる人に聞いている。今のところ100%みんな教えてくれる。
麺の量は、二郎系の場合小ラーメン300gくらいの店が多い。小ラーメンはいわゆる並盛りのことでミニサイズのラーメンではない。一般的なラーメンの1.5-2倍程度の量がある。300gはだいたい茹で前の量を指す。太麺は茹でると2倍弱になるそうだから、茹で後500g以上になる。

〈ラーメン二郎千住大橋店…だったっけかな?〉
これが茹で前300g。ヤサイは普通、アブラは多マシマシオーダー。
麺も野菜もかなり多い。しかも太麺は食べている最中どんどんスープを吸って重くなる。
二郎系初心者は小ラーメンを注文するのがベター。その中でも胃の許容量に自信のない方は、少なめをオーダーするのが賢明。食券を出すときに麺量少なめをオーダーすれば、対応してくれるところが多いと思う。二郎系に限らず、自分が食べ切れる量を注文するのがマナー。食品ロス抑制につながるのはもちろん、自分の許容量を知って適量を注文するのは成熟した大人の行動で自身をリスペクトし大切にすることになるから。
Googleレビューのクチコミを読んで、おすすめメニューも調べておくと、食券機の前で悩むことが少なくなる。
席に着いたら、カウンターに食券を出す(店にもよるけどだいたいこれで良さそう)。
コール
二郎系には独特の「コール(ニンニクヤサイアブラカラメなど)」について。行き慣れていない人にとってはこれがハードルが高く思えるかもしれない。
二郎は麺に野菜が乗っているのが標準。ニンニクと野菜に乗る背脂はコールすることで追加される。カラメは少し濃いめ(しょっぱめ)にしてもらうこと。
◇ニンニクと背脂を入れたい場合
→ニンニクアブラ
◇ニンニクは無し。ヤサイを多め、背脂有りにしたい場合
→ヤサイアブラ
◇ニンニク有り、野菜多め、しょっぱめにしてもらいたい場合
→ニンニクヤサイカラメ
◇ニンニクヤサイアブラカエシ全部多め
→全マシ
こんな感じ。何もトッピングしなくてもいい場合、「そのままで」で伝わると思う。
コールは麺が茹で上がったあとスタッフさんから「ニンニク入れますか?」と聞かれたときに伝えればいいお店が多い。完璧に言えなくても大丈夫。わからなかったら店員さんは聞き返してくれる。コールを忘れてしまいそうだったらスマホのメモ帳に書いておくのも一つの手。自分のコール順前に周りの常連さんのコールを観察しておこう。
服装と持ち物
脂の量が多いく口周りがベタベタになるから、二郎系に行く時はポケットティッシュを持っていくことをおすすめする。だいたいの店舗にティッシュが置いてあるけど、自席ではないとこらに置いてある店が多いし、二郎直系店ではそもそもティッシュを置いていない店もある。
髪の毛の長い方はヘアゴム必須。髪がスープに浸かって汚れてしまうのを防ぐため。
ニンニクを入れた場合、強烈なニンニク臭が口から放たれるので、ブレスケア商品も携帯すると良い。二郎系や家系ラーメンを高頻度で食べていた時は500円くらいする、胃からニオイを消すタイプのタブレットを持っていた。
まとめ
◇下調べをしっかりする
◇食べ切れる量を注文する
◇コールの予習をする
これをやっておけば恐るに足らず。私は二郎直系店と二郎系ラーメン店で悲しい思いをしたことはないです。むしろ優しい言葉をかけてくれるなど、温かい気持ちになることがある。
この文章が二郎系ライフの幕開けの一助になったら幸いです。
ちなみに私が初心者に勧めるのは
◇豚山 上野店
◇盛太郎 神保町店
◇ライフイズベター(早稲田)
かな。
二郎系デビューしたいけど勇気のでない友人諸姉、諸兄は私が付き添うこともできるので気軽に言ってね。

〈えどもんど日暮里店〉