規格・型番風の文字がプリントされたブランドを好んで着ている。服はFreshService®、靴はmoonstarの810s。
プリントは製品に対してかなり小さめに配置されていて、どちらもロゴを含めて数行。製品自体はシンプルな印象。
シルエットも好きだからプリントが無くても多分買っているとは思う(そう思いたい)。
でも、たぶん買うときに「機能的な商品」のイメージを持てることで、納得感も得ている気がする。買ってからはシリーズ感(ユニフォーム感)があるため整然と揃える喜びも少し感じている気もする。
まじまじとプリントされたテキストを読んでみた。
1行目|FreshService(ロゴ)
2行目|CORPORATE EASY PANTS
3行目|65% POLYESTER / 35% COTTON
4行目|DO NOT BLEACH / IRON AT 110℃ MAX
5行目|DO NOT TUMBLE DRY
6行目|DELICATE DRY CLEAN / MACHINE WASH
フォント:Rの足がクニャッているので、DINのコンデンスドでは無いことは確かか。というか洗濯しまくっているせいで細かく判別できない(新しく買っちゃおうかな)
フレッシュサービス ディレクター南さんの記事
https://freshservice.jp/blogs/fresh-things/20170316
~実際に手掛けたものは、アイテムの包装紙やショッパー、ブランドロゴ、値札など、多岐に渡ります。Fresh Serviceにおいても、文字のフォントや、その配置にこだわりアイテムの細部までデザインしてきました。
完成させたものが実際に皆様の手に取りたいものになっているか、否か、それを大きく左右するスパイスと考えています。自然と日常に溶け込み、良い意味で気に留まらないことが、私の理想とするパッケージデザインです。
都市生活に溢れる、表示・標識のように誰が見ても用途が簡潔に伝わり、過度な表現が加えられていない。そんなデザインが、イメージの源泉でもあります。
世界の表示や標識をまとめられた本「Today's Hieroglyphs imprints on Packaging for Transport」と、NASAの社内用の備品やレターデザインでボツになったものばかりを記録した「National Aeronautics and Space Administration Graphics Standards Manual」は、パラパラ見ていて面白い。そんな仕事や用途の必然性から生まれたアノニマス・デザインに、美学を感じます。
1行目|810s/BANDSTUDEN
2行目|PRODUCT NO.ET-029
3行目|STYLE:GROUND
4行目|MOONSTAR(ロゴ)
フォント:Bebas Neueに似てるけど、小文字があるし、微妙に丸みがかっている部分もあるのでオリジナル書体か、はたまた他のグロテスク系なのか。
この印字されている文字たちが仮に日本語だったり、大文字小文字が入り混じったメッセージっぽいものだったらおそらく購入までは至っていない。
国内のパッケージデザインでいうと、平林奈緒美さんがここの領域でめちゃんこカッコいい(後で語彙を蓄えてきちんと文章にしたい)
はあ……かっこいい。
ちょっと逸れるけど、雰囲気演出のためのデザインに関する本で面白かった本がある。
SF映画のタイポグラフィとデザイン
SF映画としての信憑性を持たせるために、文字を読ませずに見せる方法がいくつか確立されていて、11の方法が挙げられている。
1.テクニカルな書き方をする
2.数字で書く
3.外国語で書く
4.異星語で書く
5.コードで書く
6.透明なものに書く
7.端のほうに書く
8.情報過多にする
9.アイコンを使う
10.何も書かない
11.ルールを破る
SFではなく、あくまでさらっと工業製品フレーバーを出すうえでは、
2.数字で書く
3.外国語で書く
7.端のほうに書く
8.情報過多にする(一行より数行)
書体はサンセリフ(グロテスク?)を使う(コンデンスドだとそれっぽい)
こんな感じか。
なんか言いたいことと違うな!
また後日ちゃんと考えて書こっと。