さかなはさ死んでも目はとじないよね

sushiufo
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今日見た夢があまりにも美しかったので日記にします。2024/04/06

────────────────────家族と3人暮らしの17〜8歳あたりのわたし。タバコ吸っても洋服散らかしても夫婦は何も干渉せずニコニコしてる。たぶん血が繋がってない。部屋二階建てで広いのに心の距離がある。

夫婦が留守にして私が1人で過ごしていると、玄関先にキチガイがいる。(おじぃがホウキでドアこじあけようとしたり)(基本おじさん、なんか叫びながら鍵開けたがってる)怖くて窓からそっと覗いてたんだけど、そんな状況でも玄関先に置いてる小さな椅子に座ってギター弾いてる小柄でちょっと髪の毛長くてパーカー着てる少年(15〜16歳くらい?)が気になって、ドア開けて私もギター練習してるから教えてくれない?出掛けない?と誘う(現実でも夢の世界でもギターを練習しているっぽい)

2人で歩いた場所は、私の現実世界でも目にする小学校の裏山に近い場所。見慣れた風景だし、見晴らしのいいあっちに行こう!と山を歩くも、竹藪かけ分けたりカギがかかってるチェーンとかあってなかなか進まない。

そんな中、ギター抱えながら2人でおしゃべりして、学生?学校は?どこに通ってるの?と聞くも答えがちぐはぐで。聞くと魚(!)だから学校は通ってない。安菜さんは人間(というかこの地区みんな魚らしい)ってことは知ってる。本当は人間になりたい気待ちはあるけど、人間になったらどうなるかは分からない。はあ?魚あ?なんか夢の世界に裏山以外に漁港もあったんだけど、なぜかわたしは異常に魚が怖くて。それもわたしが人間だからか?あと血の通ってない夫婦が優しくしてくれるのも、近所のキチガイがドアノックするのも、わたしが「人間」だから優遇してたのかあ。と納得。

「安菜さんが人間だってことは知ってたよ。その鍵に付いてるキーホルダー、片方食べたら人間になれる団子だよ。」と言われて見てみるとなんかキメェ実?グミ?みたいな二つの塊と説明書のちっさい紙が。(内容は曖昧です)「①人間になりたいものと分け与えるもの2人で実をかじる。②全ての夢が叶うとは限らない。下手したら死ぬ。人間になったとはいえ、その後どうなるかは自己責任。」

この世界線では、夕方になると魚(という名の見た目はめちゃくちゃ人間)は外出しちゃいけないみたいで、夕暮れが近づいてきて少年もおろおろしている。「人間になりたい気持ちはあるよ。でも、安菜さんにも支障があるかもしれない。人間になった友だちは周りにいないからさ…」

そういわれたらさあ!!!!!!!実も心もぜんぶあげてやんよ!!!!!!!(心の中のクソデカボイス)の恋しちゃったマインド発動!!!!!!!!

日も暮れるし、少年に心が傾いてるのは事実だし、あとどっかでこれ夢だしな〜、と俯瞰的に見てるのもあったから2人で竹藪の下で実を齧った。

無味だけど弾力があって変な感じがした。次第にぼやぼやと視界が狭くなって身体が熱くなって、2人で手を繋いでどうなるんだろう…と不安になりながらも手を握りながらなぜかキスをした。キスすると頭の中が共有されるらしく、お互いのそれまでの人生観(ごめん覚えてない)何が特徴で何に感動するのか(くっそー覚えてない)キスしながら笑い合って安菜さんこんなこと考えてるんだね、あなただって不思議な子だね、とふふふとと目を見つめて笑い合った。

キスはめちゃくちゃ下手くそだったけどそれがよかった。脳みそ、蛍光で原色なケミカル画質の映像が流れあって、あっ…これそのままいったら夢から抜けれないやつだ…と無理やり夢から脱出しようともがいて、目が覚めたら埃まみれのベッドの下が見える現実世界の畳の見慣れた景色だった。よかったー夢から抜けれたー!少年は人間になれたかな?

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普段、夢日記とか書かないけどあまりにも夢の中なのに匂いとか空気感が良かったこと、少年と思ってたよりもお喋りして気が合ったことが嬉しかったな。人間になってハッピーに暮らせてるといいな。

思い出しついでに今日のBGM・ゆ。/新日本協会