すでに2026年になっちゃったけど、2025年に読んで特に印象深かった本のひとつ、マーク・ミネルヴィニ「成長株投資の神」のちょっとしたメモ
マーク・ミネルヴィニ「成長株投資の神」
米最高峰の成長株投資家が一堂に会して質問に答えた!
実際にトレードを行っているあらゆるレベルの人たちから寄せられた、あらゆる角度からの130の質問に、アメリカ最高のモメンタム投資家4人が隠すことなく赤裸々に四者四様に答える!
本書で主として取り上げられているトピックは次のとおりである――チャート分析、ファンダメンタルズ、仕掛けの基準、適切なポジションサイズ、毎日決まってやること、トレード管理、市場全般、心理など。
今までだれにも聞けなかったけれどぜひ聞いてみたかったこと、今さら聞けないと思っていたこと、どうしても分からなかったことなど、基本的な質問から高度な疑問までを、あらゆるレベル投資家にやさしく分かりやすい言葉で答えてくれている!
深い感銘を受けた一冊(⋈◍>◡<◍)。✧
モメンタム投資家(※上昇トレンドにある銘柄を買い、さらに高値で売り抜けることで利益を出す投資スタイルのこと)として高名な、マーク・ミネルヴィニ、デビッド・ライアン、ダン・ザンガー、マーク・リッチー二世が、モメンタム投資に関する質問に対して四者四様の回答を行う。
メンタル面、テクニカル、ポジションサイズ、ファンダメンタルズなど、投資をしていると悩む多くのトピックに対して深い示唆を与えてくれる。同じ質問に4人が回答するので、個別の回答を相対化しやすいのもうれしい。モメンタム投資をしてなくても役にたつはず。
質問によって回答者間のスタンスが割れることがあるが、損切りやリスクコントロールに関連する質問については、スタンスがほぼほぼ一致していたのが印象深かった。
ミネルヴィニ ……私は本命を持たないように心がけています。私の直感はかなり当たると思いますが、いつかは間違えるので、自分の相場観を信頼してはいけないということを学びました。トレードに対する思い込みが強いときには、相場を信頼して自分の考えを捨てることが難しくなります。ほかの銘柄が上にブレイクしているのに、上昇すると考えている銘柄がブレイクするまで待てば、重要な先導株を逃すかもしれません。私は自分の相場観ではなく、相場の動きに従いたいです。相場はけっして間違えませんが、相場観はよく外れるからです。
リッチー二世 ……もちろん、私はすべてのポジションサイズを等しくはしません。私は原則として、資産クラスや戦略に関係なく、自分が最も確信を持っているアイデアに最も多くの資金を投じるべきだと思っています。
質問4の4 買う銘柄は上昇トレンドにあることを条件にしていると思います。上昇トレンドをどう定義しますか?
ミネルヴィニ パーティー会場に一番先に着いたことはありますか。きっと、パーティーが始まるまでぶらぶらして、しばらく待っていたでしょう。みんなが来るまで、パーティーはおそらく盛り上がらなかったでしょう。トレードも同じです。私は株のトレードではけっして一番乗りを目指したくありません。どうしてか。その銘柄が関心を持たれているか確かめたいからです。それも、できるなら大手の機関投資家が望ましい。私はすでにパーティーが進行していることを確かめてから、その「パーティー(一団)」に参加したいのです!
リッチー二世 ……私自身のトレードでは、私が買った価格と同じか、それよりも下げたときにのみ買い増していたら、最も良かったトレードのほぼすべてが消えて、最も悪かったトレードが増えていたと思います。……買い増しのポイントは、あまりリスクを高めないように含み益を使って買い、リスク対リターン比率を全体として良くするように買い上がることです。
質問9の13 単に勘違いで判断ミスをして買ってしまったために、売ることはありますか?
ミネルヴィニ もちろんです! トレードでは間違えたと分かった瞬間に、正すべきです。私が増やそうと心がけているのは間違いではなく、お金のほうです。間違えたと分かっているのに、持ち続ける理由はありません。
ライアン ええ、投資家が持てる最も重要な特質のひとつは、間違いを認めて、できるだけ損が小さいうちに切る能力です。
質問10の7 たとえ小さな損をたくさん出すことになっても、ほんの数銘柄で大勝ちするほうがいいと思いますか、それとも、前向きな考え方を維持するためには、勝ちトレード数が多いほうがいいと思いますか?
ミネルヴィニ 私はたとえ勝ちトレードの比率が低くて低打率でも、失敗を重ねながら、自分の手法で利益を上げ続けようと努力したいです。私は損が少ないうちに、損切りを繰り返すほうを選びたい。自分で調整しようがない勝ちトレードの比率をコントロールしようと試みるよりも、利益に比べた損失を管理することで、自分のエッジ(優位性)をコントロールするほうがいいと思っています。