名前のない痛み

sushiyama
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先週の木曜くらいから体調が悪い。30代中盤になるとちょっと風邪引いただけでも中々治らない気がする。今も咳が続き治っていない。木曜日は早退報告をslackというチャットツールで早く帰る旨を報告した。自分が報告した後、もう一回チャンネルをみたら通常既読したところから見れるようになるはずなのに、なんでかはわからないけど、火曜になった今もチャンネルを覗くと早退報告の場所に遡って表示されるので、何かの呪いにかかっているかもしれない。

先週の土曜日、朝起きたときに背中から肩にかけて、凄い凝りを感じ、全体的にもダルく、軽い動悸もした。俺は直感した。マッサージ行けば治ると。すぐに近所のマッサージ屋に30分コースを予約。準備しつつ口コミをみると、力が弱いけど、終わったらなぜか体が軽いと書いてあった。しかし、今求めてるのは、このどうしようもない凝りをゴリゴリにほぐして欲しいという欲求だったので、入店してから担当の方に2回くらい「強めでお願いします」と伝えた。マッサージが始まってから思った。痛すぎる。限度というものを知らないのか?しかしここで弱くしてくださいなんて言ったら舐められると思って仕切りに「んんっ!!」と健気にしかし強めにアピールし、「痛いですか?」と向こうから聞いてくるのを待ったが、向こうもプライドがあるのか、話しかけられる素振りは全くみられず、もちろん力も弱めず、15分くらい格闘した末、「すみません、少し弱くしてください」と言ってしまい、あえなく敗北した。ギブアップ後は力加減もちょうどよかったが、敗北した悔しさと、もっと早く言えばよかったという悔しさを交互に考え続けて残りの15分はあっという間に終わった。マッサージが終わった後、身体は少し軽くなったが、最初の直感を外し、具合が悪いままだった。今までの時間はなんだったのか。

家に帰り、体温を計ると普段より体温が1度低く、あ、これはあれか、自律神経がなんとやらで体温調節がうまくいってないやつかと気づいた。去年まで、人がたまに言う自律神経がおかしいの意味がよくわからなかった。しかし去年真夏に、体温と体感温度が下がり真っ昼間からダウンを着込んで病院に行くという経験をして、先生に「自律神経がおかしくなってるかもしれないね」と言われてから、みんなが言ってるのはこれかと認識することができた。

誰かに指摘されて初めて名前のない痛みを、病名として認識できる。この間ボクシングで痛めた中指あたりの痛みももしかしたら何か名前があるのかもしれない。