僕が社会人になった頃の先輩、今の自分と同じくらいの年齢だったが、老害になりたくないと仕切りに言っていたので、よく老害について考えている。結局のところ、相手の立場にたって考える力だと思っている。
自分が本当に困った時にアドバイスを聞きにいく人というのは、理解の深さと共感する力で、即ち相手の立場になって考える力だと思う。ただ視点を高くするだけでなく、必要に応じて低くしたりできる柔軟さこそが人としての深みも感じさせる。
しかし、対話をしていても、相手の論理や正しさが壁のように立ちはだかると感じると、相談を持ちかけにくくなる。そのような人は、自分の立場からしか物事を見れていないように感じる。必ずしも悪いとは言わないが、何かに固執している印象を受け、プライドや既成概念にとらわれているのかなと思うので、あまり楽しくはない。求めてる答えと違うなと感じる自分のエゴもあるかもしれない。そんな老害の現在地。