2025年3月31日、わが敬愛するアーティストである坂本真綾さんが45歳になられた。だいぶ遅れましたがお誕生日おめでとうございます。
声優、歌手など様々な活躍をする坂本真綾さんは今年で活動30周年(すごい)。30周年を記念して、楽曲の人気投票的なものが4月24日から始まるらしい。
私は坂本真綾さんのデビュー楽曲『約束はいらない』を「この世でいちばん良い曲」だと思っていて、もし「世界でいちばん好きな曲は?」と聞かれたら真っ先にこの曲を答えるだろうというほどに好きだ。当時現役女子高生の坂本真綾さんの才能を見抜き、こんな難しく美しい楽曲を歌わせようと思った菅野よう子とかいう人物、やり手すぎる。
そういうわけで人気投票も迷わず『約束はいらない』に投票したいところだが、ここ最近『走る』とかいうクソヤバド名曲が自分の中でかなりキている。いや、前から相当好きな曲だったし、もし「My Best 坂本真綾」みたいなMD(死語)を作成するとしたら1曲目にこの曲を入れようと思うくらいのレベルではあったのだが、それにしたって良い曲すぎるだろこれ、という思いがどんどん強くなっていく。この曲を聴いていると、「こんな曲が存在することが信じられない」「この曲を聴きながら死にたい」というようなオタククソデカ感情まで湧き上がってしまう。ちょっと今回の投票は『走る』に入れてしまうかもしれない。しかし『約束はいらない』もやはり世界一良い曲なので、迷う、迷う……。
私は坂本真綾公式ファンクラブ「IDS!」の会員になってもう10年が経つ。会員になって初めて行ったライブがさいたまスーパーアリーナの20周年記念ライブだったことを考えると、ファン歴としては浅い方かもしれないが、今年で30周年というのは感慨深いものがある。
ファンクラブに加入するほど坂本真綾さんにハマったきっかけは、友人が貸してくれたライブDVD『WE ARE KAZEYOMI!』だった。当時は有名な曲を2,3曲知っている程度だった自分にとって、このライブで演奏されるほとんどの曲が知らない曲だったが、それにも関わらず「こんなに素晴らしいライブをする人間がこの世にいるなんて………」と衝撃を受けた。他にも友人からは様々なアーティストのライブDVDを貸してもらった(ライブが大好きな友人なのだ)が、正直坂本真綾さんのライブ以外は印象に残っていない。
このライブは2009年、坂本真綾さんがまだ20代後半の頃のもので、当時は人前に出るのが怖くてライブをするのも苦手だったという彼女が初めておこなったツアーだ。そんな彼女が勇気を出してファンの前に立ち、歌い、サプライズでピアノの弾き語りまで披露する(もともとピアノが弾けたわけではなく、練習して弾けるようになったというのもすごい)。仕事で精神を病んで引きこもっていた自分にとって、とてつもなく元気をくれたライブだった。そんなライブは、友人が貸してくれたいくつかのDVDの中で坂本真綾さんのライブだけだった。
そこから音源を聴き漁り、ファンクラブに加入するまではあっという間で、どんどんライブに行くようになった。世界遺産ライブと称された、厳島神社でのライブにも一人で遠征して行った。ライブだけでなく「ダディ・ロング・レッグス」(あしながおじさん)のミュージカルも観に行った。10年間、ライブがあれば必ず欠かさず足を運んでいる。
5月には河口湖でのライブに行くことも決まっている。河口湖ライブシアターでのライブは2回目で、久しぶりに開催される。坂本真綾さんのライブ自体が1年ぶりということもあり、とても楽しみだ。
さて、この日記を書いているうちに「My Best 坂本真綾」のMD(死語)を本当に作りたくなってしまい、MDではないがApple Musicでプレイリストを作ってみた。「私が本気でおすすめしたい坂本真綾楽曲」というコンセプトで血眼で作成したので、この日記を読んで「へ~聴いてみよっかな」と思った方はぜひ、聴いてみてほしい。
尚、坂本真綾ファンからすると「あの曲が入ってないじゃないか!」という怒りはあって当然だと思うがそれはどうか飲み込んでいただきたい。なぜならその怒りは自分が一番わかっているから。本当はあと50曲くらい入れたかったが、聴きやすいように1時間程度に収まるように作成した。
また、Spotifyユーザーの方も多いと思うが、Spotifyは各種サブスクリプション音楽サービスのなかではぶっちぎりでアーティストへの還元率が低いので、自分は使っていない。みんなもApple Music使おう!(Apple Musicも大概使いづらいけど!!)