とある美容関連の記事にアメリカの先住民が使っていた薬草についての解説が載っていた。その時、「先住民!?」と思った。文献で「先住民族」と読んでも「民族関係の話ね」と考えるのに、「先住民」と聞くと「先に住んでいた民たちを!?要するに地上げしたのか!?」と思ってしまう不思議。これには恐らく私が物件情報を読みすぎていること、地上げに興味がありすぎること、中国系の歴史物ファンタジーで「国王」「民(たみ)」という言葉を読みすぎていることが関係している。守るべき民(たみ)を…。先に住んでいた民(たみ)を…!?
民を守らぬ国王などあってはならない。民あっての国王だからだ。そして国王には国王たる器(うつわ)がある。国王の器…。物語を読んでいるとよく「この人には国王の器がある」「この人には国王の器がない」と、国王の器があるかないかで私は人を判断しがちなのだが、国王の器がないヤツが統治する国はだいたい最悪なことになる。ただ、人としては最悪でも国王の器があることもあれば、国王の器はないけれども人としては優れている場合もあり、国王という地位に就くことの難しさを感じさせられる。国王の器…。好きな言葉だ。
なんの話?
(了)