FF14 黄金のレガシー感想(ネガティブ注意)

suzu
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もうネットで散々言われてると思いますが自分の感想も書いておきます

僕の思っている感想の要点はこんな感じです

  1. ラマチが主役なのはわかるが人生の分厚みが薄すぎる

  2. スフェーン以外の登場人物の意思・意図が意味不明すぎる

  3. 6.55からそうだが全体的に駆け足すぎる

以下詳細

ラマチの人生の分厚みが薄すぎる

今回は6.55から始まったストーリー、「イキってるボンボンの王女が一国の王となるまで」という筋書で7.0前半が構成されている

この中身が本当に薄すぎて何も感情移入できなかった

まず、現王が用意した王位決定するためんは、謎解きを進めてくれ!のやつ、このテーマは本当に面白い

謎解きには意図があってボンボンの王候補がそれに段々と気づいていくみたいなところまではいい

でもこれ、ヒカセンには早急に開示される、なぜ?ラマチと冒険してヒカセンも気づいていくとこまではいいが、勝手に保護者ヅラしてる(これもプレイヤー置いてけぼり)ヒカセンに対して急に開示する現王の図で急に冷めてしまった

謎解きって解くのが面白いのであって答えを教わってあと最後の謎もやってくださいは意味がわからない

しかも謎解きの内容も薄っぺらい 平和制定後の国を旅してるんだからそりゃそうなんだけどこういう人たちが住んでますよ〜みたいな自己紹介を何度も見せられている

テーマ「王位決定レース!謎解き大作戦」はめちゃくちゃ面白いのに中身が全然面白くない

この「王までの冒険」がかなり薄いので、ただ東京の皇居に住んでただけの奴があいさつ回りしたところで人生に分厚みが出るわけ無い

この王が「平和を守るぜ!」とか言って、なんかよくわかんないけどみんなついていきつつ大団円!になるのでもうダメだった

というのも、比較対象がとんでもない冒険と人の想いを超えてきたヒカセンになるわけなのでそりゃ超えられないだろうが……後述のスフェーンはもっと短い時間でかなり分厚み良かったのでシナリオライターが別だったんだと思う

意味不明な王位継承ライバル

もうこれは本当に意味がわからない

生まれがカオスな暴力パワハラ男(なぜかすんなり改心する)

こいつ何?生まれがひどすぎるという理由があるのはわかるけど、お前らに俺に気持ちがわかるわけがねぇってなるかと思いきやすんなり改心してラマチ王についていきまっせ!みたいになる

人生に芯がなさすぎて最後まで顔見る度に嫌な気持ちになった 僕はヤンキーゴミ拾い現象アンチです

親がコンプレックスすぎて平気で人を殺す王子(なぜか他力本願で親を殺す)

トリックスターとしては面白かった

けど、それなら完全にラマチから理解されない存在であるべきで、最後に理由を自分語りしないでほしかった

あと道中の言動が結構意味不明 家臣みたいなやつ殺したのいるか?

完璧なタコスを家臣に用意させたぞ……ダメ?……フン……下らん……と、親父に倒されてキュイーン復活しまぁす!他人の文明の力使って過去できなかったことやっちゃいまぁす!オレ、親父超えたぜぇは本当に笑っちゃった ダサすぎるだろ こういう大人いるよなぁ

全体的に駆け足過ぎる

正直7.0自体を王位継承のみで終わらせて、話を膨らませながらラマチにもっとプレイヤーが感情移入できる形にしてほしかったと思う

紅蓮を思い出す駆け足さで、駆け抜けてるな〜と感じていた 紅蓮ももっと話膨らませられたと思うんだけどパッチの尺で色々カットされてるのはう〜んって感じだった

今回は特に6.55の狩りのくだり、ラマチの座右の銘「お前らのことを知る」の最初の1歩だったと思うんだけど描写が足りなさ過ぎる

これは他の人の記事でも見たけど、「ラマチがヒカセンのこと知らなすぎるのに家族にしたいとか言い出したのは気持ち悪い」っていうのが完全に同意で、ラマチが仲間として行動するにあたってヒカセンのことを知りました!って描写が少ない

あるにはあるけど、他人が「あ、自分説明しといたんで大丈夫ッス」みたいな程度で終わりなのでここは本当に失敗だと思う

過去をあまり知らないで言うとアイメリクもそうだと思うんだけど、みんなアイメリクにはこんなこと思わないのはなんでだろう?それはアイメリクはヒカセンが大変な時に助けてくれてるからなんですね 一方ラマチ、TakeするだけでGiveが何も無い なぜなら序盤のラマチはなんの力も持ってないから……

この辺のシナリオはもっとよく煮込んでからやってほしかった 薄いコーンスープを永遠に飲まされた気分 コーンスープは悪くないのに料理した人がミスってる

一方良かったところ

スフェーンとアレクサンドリアはかなり良かった!

アレクサンドリアという国の歴史を十分説明してくれたし(FF9好きだからIDで感動した)

スフェーンも敵国の王なのに悪いやつじゃないというギャップから一気に引かれる

アレクサンドリアが何をしたかったのか、何を守りたいのかというところに焦点が当たっていて、それがそのままスフェーンの目的に繋がっているのは見事だった

一番良かったところは最後の最後で、「民を守りたい王」という共通の目的を持ったラマチvsスフェーンが、ただ手段が違うだけで殺し合うってテーマが本当にFFらしくて良かった

欲を言えばこっちの鏡像世界ももっと知りたいし、昔のアレクサンドリアももっと冒険したいと思える内容だった

どう考えてもアレクサンドリア編とトライヨラ編はシナリオライターが別だと思うので、やはり好みが出るとは思うけどアレクサンドリア編は僕は好きです(兄者以外)

最後の最後に何も悪いことしてない永久人たちの街をシャットダウンして回るという激重クエストが一番ピークだったと思う トライヨラは消えても何も思わないけど、ここは消したくないと思った

今後について

正直言うと、この調子で7.1~7.5が繰り広げられるなら8.0は買わないかもしれない

漆黒 -> 暁月 の続きものだとは思えない内容だった これがフルプライスマジか 流行りの3000円くらいで買えるノベルゲーのほうが全然面白いと思う(正直6.1~6.5で嫌な予感はしていた)

漆黒 -> 暁月の体験は今後人生であるかないかくらいのすごい体験だったので、そこまではいかないにしろ一定のクオリティは保って出してほしかったし、みんなそう思ってたと思う

黄金のレガシー!?何が始まるんだ!?王位継承!?重いテーマキタ!!!!ってワクワクしてたあの時を返してほしい

今後は「世界を渡る鍵」が手に入ったヒカセンにフォーカスが当たることになると思うけど、これまた面白いテーマだと思うのでどうか料理で台無しにしないでほしい

さいごに

討滅が変な鳥、バカ兄貴、スフェーン様のうち今は極が2つだけなので、こいつらどうでもよすぎて行く気にならないけど羽マウントだけはほしい どうしよう

スフェーン様の極は絶対に行きたいのでそれまでがんばって続けたい