死にたくないと確信できる日はそう多くない。確信があった日のことを必死で思い出しては、それを握りしめる以上のことができない日だってある。今はもう全然だめだ。
レンジで作る温玉をやろうとしたが爆発して失敗した。一度目はもう壊滅的に散らばっていたのでレンジを拭いて二度目に挑戦したが、さほど固まっていなかったのにまた爆発してしまった。なぜだろう。水の量が違うのか、黄身にもっと穴を開けるのか? わからない。悲しくなりながらレトルトパウチのカレーを食べた。
病院の帰りに図書館に寄って、勢いで久々に小説を借りてきた。読めるかな。なんでもいいから文字が書きたいと思うのだけれど、生活が破綻しかけている。ゴミ箱の中から、人間の生活圏でしていていいのかと疑うほどの臭いがしていて、どうしたらいいんだろう。もう全部めんどくさいのにやりたいことだけやりたい。
母と一緒にいると気力を吸われるような気持ちになる。実家にいた頃はこんなのでよく生きていたものだと思う。洗濯を干して皿を半分くらい洗って風呂に入っているが、上がったら本を開きたい。もう眠いけど、ほんとうは眠りたいのではなく泣きたいのだと思った。