原稿進捗は悪くないのでうれしい。気の乗らなかった資格試験の予約をしたのでまた気合いをいれる。そうでなくては、このままずっと勤務中にスマホを弄り続けるだけで無為に過ごしてしまう。できればそれは避けたい。
進捗があるのに家事をサボっていなくてえらい。小説が書けなくても死なないのに、小説が書きたいから自分を追い詰めている。でもたのしい。自給自足というより自己救済の祈りに近くなってきたわたしの文を、読んでくれる人はあまりいないかもしれないけれど、きっと祈っているのはみんな同じだと信じながら書いていく。
自分の根っこのなさを思う。これは社会人になってからずっと考えていることだが、辛くなった時に帰れるような、安心できる場所がなくて、それがわたしを追い詰めてくる。どこにも居着くことができず、なにも人生の大事な目標とすることができなければ、ずっとこのふわふわと浮いている、根無草のような気持ちで生きていかないといけないのだろうか。だから人は家庭を求めるのかもしれないと思う。自分の根っこを掴まえていてくれるものを探している。目標がある方が生きていきやすいだろう。
わたしはどこに行ってなにをすればいいのだろうか。いつも彷徨っている気持ちだ。この不安定な人生を、どうやって乗り切っていけばいい?わたしの言葉を好きでいてくれる人が好きだし、幸せになってほしいし、心配をかけたくないと思うけれど、たったそれだけだ。インターネットの友人なんて、知らぬ間にいなくなってしまうようなことは多々あるだろう。たとえ会ったことがあってもそうだ。こんな不安定な関係に心臓を預けるのが向いているタイプではないだろうと自分では思うが、じゃあどうやって確かなものを求めていけばいいのだろう?
この日記が一年続いたら自分用に一冊、本にしたいな、と一ヶ月続いたところからぼんやり考えていたのだけれど、できればハードカバーにしたい。それからスピンは落ち着いた青系がいい。などと決めて、印刷所を調べたりしたけれど、まあ、予想はついていたけど高すぎる。頒布するのもなんだかなあ。違う気がする。