疲労。憂鬱。今日はのんびりするつもりだったけど、友人に誘われて二時間だけカラオケに行っていた〜。わたしは「四月になれば彼女は」を読んでいた。
原作、前に言っていた通り意味がわからない……となってた小説であってた。けど、今読むとすごくよくわかる。当時高校生だったわたしにとっては、恋愛ってもっと幸福でわかりやすいものだと思っていたんだけど、今となっては、恋愛、というか人の気持ちは複雑怪奇なものだと思っているから、納得しながら読み進めていた。
映画は原作の要素を拾いつつ再構築されていて、別の物語になっていたな〜と思う。この話の意図は恋愛って意味不明なものだという風なところにあると思うのだけれど、それを排除して簡単にされていた感じでもったいない。なんで弥生さんが出て行ったのかなんて、たぶん弥生さん含めて誰にもわからないのに。わかったような顔をする登場人物が多かったし、わかりやすい理由をつけられていた気がして腑に落ちない。
昨日、数年あまり連絡を取っていなかった友人と話していて、「自分から人を好きになったことがない」と打ち明けてくれて嬉しかった。人と一緒に住みたいし、その関係に保証も欲しいけどなんで恋愛感情をそこに乗せないといけないんだろうって話してた。頷くところしかない。ソロウェディングの写真を一緒に撮りたいねって言って、でもふたりで撮ったら執着してしまいそうだから共通の友人を誘いたいなと思う。叶うなら一緒に住みたいけど、今すぐそれを実現するほどの行動力も、いつかしようねって逃げの約束するずるさもなかった。いつかが来ない方が社会的には幸せとされていることをふたりして理解してしまっていて悲しかった。望む関係性に社会的な後ろ盾がつくことはまぁないと思う、と言われて、諦めてたら一生実現しないからわたしたちが言い続けなきゃだよと話した。
「自分から人を好きになったことがない」って言う前に、「サイコパスみたいなこと言うけど」って前置きがあって悲しくなったけど、それはわたしが「あなたは自分から相手に声掛けにいくんだと思ってた」って言ってしまったからだから、その答えのあとにもうめちゃくちゃ後悔した。自分がどういうときに油断して発言しているか、もっと意識していかないとだめだ。