今日は久々に母校に帰っていた。五月頭までは二週に一回ほど顔を出す生活になる。数年会っていなかった同期にも会うことができてとてもうれしかった。またね、の約束ができることも。
必要なものを実家に置いたままにしていたのに昨日の夜に気づいて、実家から母校に行く羽目になってしまった。正月、母に「友達がみんな結婚してさみしくなったら結婚するよ」とだけ言っておいたのだが、今日はそれについて「良い人がいるから結婚するもの、それができないなら一人で生きていく覚悟を決めなさい」という趣旨の説教をされた。うるさいなー以外に言えることがない。わたしの人生に口を挟む権利を与えたくないのに、このまま結婚しなかったらあの人に従ったみたいで不愉快だ。自分に恋愛的に合う人がいないって、そんな覚悟くらいとそろそろ決めようと思っている。結婚には感情的な結びつき以上に社会的な意味づけが多くなりすぎているし、女性がひとりきりで生きていくにはあまりに世界は厳しいのに?
母は高校時代、わたしが同性の友人とよく遊んでいたのを見て、友人のことを彼氏と呼んだし、「今日は彼氏と遊ぶの?」と軽口を叩いた。その時からずっと心底腹が立っている。わたしにとっては大事な友人で、わたしがどんな関係の、誰と遊ぶのか、誰に時間を使いたいのかを自分で選ぶことができるはずなのに。よく一緒にいる人間は恋愛関係であるべきだと決めつけられて気持ちが悪かった。わたしが友人のことを大事に思っている気持ちまで踏み躙られたみたいな気持ちだった。それに、母は友人が女性であることを知っていたはずなのだから、せめて呼称は「彼女」であるべきだっただろう。本当、揶揄いたいだけでわたしが言われてなんと思うかなんて微塵も考えないくせに、その口で「幸せになってほしい」なぞと言うのは反吐が出る。自分の言いたいことだけを言う人なのだ。ずっと。