無題

日々
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公開:2024/10/30

鞄の整理をするのをとても忘れるのだけど、今は月曜日に眼鏡屋でもらったメガネケースが入りっぱなしになっている。本体そのままレンズのみ交換だったというのに、ケースももうひとつくれた。いらないんだけど。でもメガネ拭きは紛失していたのでうれしい……。

日記を書かなかった期間も、日記を読んでくれたひとたちのことをよく考えていた。インターネットの向こうで、自分と同じことで悩んでいるひとがいることとか、わたしと似た感覚をことばにして残すひとがいること、わたしとは違っても苦痛を持って暮らして、わたしの苦痛にも心を寄せてくれるひとがいること。書くことが心のやわいところに近いぶん読んでくれる人との距離も近くて、でも交流というほどのはっきりしたことはしないから遠い。その距離感がとても居心地がよかった。わたしがいつか日記を書かなくなって、ここにいたひとの名前を忘れても、インターネットの向こうで幸福を祈ってくれたひとがいたこと、そのおかげで生き永らえたことを忘れないだろうと思う。ただいてくれることがずっと心強かった。日記を書かないあいだなんどもどうしようもなく落ち込んだけれど、やっぱりまだ死ねないと思い続けていた。すこしずつ気持ちが落ち着いてきて、日記に書きたいことを見つけられるようになってきたと思う。明日も書けたらいいな。

小説を書くのをしばらく休もうと思っていたのに結局書いてしまうことをどうしたらいいのかと思っていたんだけど、最近メモ書きのようなものだけを残してあまり完成させずにおいてるとあんまり追い詰められないなと思った。やはり〆切がよくないのかもしれない。でも、「お前は本当にこの物語の終わりを見届けたくないのか!?」という気持ちが生じてしまいもするし、〆切がないのは張り合いがないとも思ってしまう。バランス、むずかしい。

@suzu_sn
息継ぎをする