違国日記をちまちまとてきとうに、その日の気分のところから読み返したりしているんだけど、朝がよく寝るということをかさまちくんもまきおちゃんも「そういうものだ」と思ってくれているところ、とてもおちつく。わたしも過ストレスで過眠になるタイプだけど、母はわたしによく「寝てばっかりでなにもしない」というようなことを言って咎めていたなと思い出した。
日記の方に重心を戻し始めてから、自分の輪郭がかなりはっきりしてきた。感覚が全体的にふわふわしていて、他者にすぐ揺らされるような状態をすこしずつ脱している。今日は久々に昼前から活動できてうれしかった。出した本の通販処理や買い物、部屋の更新料の振り込みなど。今は風呂に入っているから、日記を書いたら上がって皿洗いと掃除をしよう。
昨日、フォロワーが旧知の友人の結婚を喜んでいたり、フォローしている人がお子さんを産んだりしているのを見ながら、わたしは他人の人生に踏み入ったり、または他人に踏み入られたりする覚悟が足りないのだろうなと思った。恋愛感情が物語の中だけじゃなく現実にも存在することが脳みその1/3くらいでしか理解できない人生、これまでに得てきた知識の集積と練り直しで小説を書く人生、他人の人生に踏み入るだけの覚悟をもたない人生。昨日、25歳になっちゃうよわたしたちという話を友人としていた。50歳までの折り返しだなんてとても思えない。わたしはこれから何ができて、どこに行けるのだろう。
少し前に別の友人と通話をしたとき、「自分の周囲にいるひとは結構な割合で海外旅行に行っているから、マイノリティにならないために海外旅行に行きたい」というようなことを言っていたのだけれど、わたしは、今更マイノリティの称号がひとつ増えたくらいでという気持ちになって、全然実感が湧かなかった。世界の見え方も行動原理も人それぞれだな。