いろいろあり、日記をサボっていた。
勤務先でのシステムトラブルに追われたり、年末をのんびり過ごしたり、実家に帰ったり、力尽きてひたすら寝ていたり。いろいろありすぎて何を書いたらいいのか全然わからない。
小説を載せるためだけに作っていたアカウントも消してしまった。もとより、9月ごろから今年中には消すという気持ちでいて、そうでなければ自分はもっと不安定になっていただろうなと思う。評価を気にする自分自身に疲れてしまった。褒められるとうれしいのに、それで浮かれるわたしはみっともなくてみじめで苦しい。もらった言葉に縋っては苦しくなることの繰り返しだ。どうしてうれしいことはくるしいこととともにやってくるのだろう。いつか慣れるといいなと思って去年一年は耐えてみたのだれど、どうしてもわたしには荷が重いようだった。
以前はもっと細々とやっていて、同じカップリングを書いているひとに声を掛けられることも少なく穏やかだったのだけれど、どうにも今のジャンルに移ってからはその規模に自分が対応できていない。わたしがバランスを取るためには刺激が多すぎるように思う。誰の評価も求めずに書ける人間だったらよかったのにな。もしくは、褒められると嬉しいのに苦しいという自己矛盾に耐えられる強さを持つか。
もっとメンタルが丈夫な人間だったらよかったのにとは何度も思ったが、そうだったらきっと小説を書くなんて趣味に手を出すことはなかったんだろうなと思う。何度問いを繰り返しても同じ答えにたどり着く。
実家に帰っている間に初詣に行き、おみくじを引いた。凶だった。願望叶はず、待人来らず、失物出ず、争ひ事勝たずだそうだ。引っ越しなども控えたほうがいいと出ていて、ひたすらに今年はおとなしくすることを推奨されていた。実家から帰ったあとはひどいだるさで布団から出られなくなり、泥のように眠っていた。どんなに寝ても眠気が消えることはなく、体力も気力もなかった。ひどい正月だ。
今年はおとなしくしたほうがいいというのは確かにそうだと思う。自分を損なうものからちゃんと距離を取ること、自分の気持ちと向き合うこと。人生で一番脅かされずに暮らせる環境になった。一昨年に比べて、去年一年でずいぶん離れた場所に来たと思う。今年はもっと遠くに行けるはずだ。