誕生日はなんだか、うだうだしながら過ぎ去りそうだ。自分への褒美にアイスを買った。昼過ぎまでほとんど動けず、少しだけ小説を書いたら昼飯を食べて作り置きを作り、そして晩飯を食べた。なんてことない休日である。でも、なんてことない休日を、なんてことなく過ごせることはいいことだ。気が済むまでのんびりしたいのだが、あいにくと月末締めの原稿が終わらない。助けて欲しい。どうしても気が乗らない。自分のためにどれだけ祈ってあげられるんだろうと思う。今日が去年の誕生日と地続きであるように、来年の誕生日も今年の誕生日と地続きの、わたしのための日であるように祈っている。できうる限り、わたしを損なうものからわたしを遠ざけ、わたしを守り抜くのがわたしの使命だ。たとえ何度か失敗したとしても、最後にわたしが生きていたら、それは勝ちである。今年は自分を大事にすることが目標だ。そのために物語と言葉の力を借りる。このまま歩けるところまで歩いていく。わたし自身の言葉で。わたしへ、誕生日おめでとう。明日もすばらしい日でありますよう。