先週末のカウンセリング、「書いてないときは死にたい」の感覚について話していた。この二ヶ月くらいほとんど小説を書いていない。小説を書いていない期間が続くと小説を書いていないなら生きている意味がないから死ななくてはならないという感覚に脅かされるようになる。これをどうしたらいいのでしょうかと思いながら答えの見つからないまま五年は経ったように思う。どうやって小説を書いたらいいのかも今となってはわからなくなってきてしまった。書いたものがしっくりこない。
最近はずっと人と自分を比べていて苦しい。わたしには書けない、字数の多い小説。描写力の高い小説。届かない場所を見上げて首を勝手に痛めて落ち込んでいてもしかたないのに。趣味で書いているのだから、書きたければ書いたらいいし書きたくないなら書かなかったらいい。誰かに勝つ必要もないし、そもそも勝つことはできない。評価基準がないから。
自作や日記を読み返していると、わたしはわたしの文章がとても好きだなと思う。それとともに、今は一時的にでもその文章が書けなくなってしまっていることを悲しく思うし、他人と比べる土俵にあげてしまうことを申し訳なく思う。わたしはまず自分の文章を愛してあげることからしか自分を愛してあげられないとどうしても思ってしまうから、ずっとずっと好きで大切なままでいられたらいいのに。
死んでないだけだなと思う時間が過ぎてゆく。死んでないだけの日々がいずれの幸福に辿り着くように祈っている。ひたすらに。