残存した時間軸

suzukenz
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海外ドラマ『THE FLASH』に、残存した時間軸(Time Remnant)という概念があり、これが結構好きです。以下、微ネタバレ注意。

主人公バリーは、ある日「超スピード」の能力を得て、高速のヒーロー「フラッシュ」として活動します。その超スピード能力の延長で、なんやかんやバリーはタイムトラベルができるようになります。このタイムトラベルをすると生まれるのが残存した時間軸です。

以下、例です。

  1. バリー(ヒーローフラッシュ)が居る任意の時点を A とします。

  2. 未来のバリーがタイムトラベルします。この時点をBとします。このBのバリーは、A〜Bの任意の時点にいるバリーくんに会いに行きます。この、タイムトラベル先を、(Aから伸びてる時間軸なので) A' とします。

  3. ここでA'のバリーを殺すとします。単純に考えるとBよりも過去のバリーが死ぬことでBのバリーは消えてしまいそうですが、「超スピードの加護」(タイムパラドクスを起こさないための防御装置)によって、Bのバリーは消えずに残ります。(補足: 劇中だと明言されないが、存在理由がなくなったりで、いつかは消えたりすることもあるぽい)このBの存在・時間軸を「残存した時間軸」と呼びます。

  4. では、A' のバリーを死なさずに、このバリーにもタイムトラベルを唆します。するとまた A'バリーの残存した時間軸が発生します。(3)のロジックにより、この子が死んでもBには影響なく、また、A'でタイムトラベルするまでの間のAのバリーは、A'より過去なので当然まだ居ます。

  5. これを少しずつ時間をずらして繰り返すと、死んでも問題ない & どこにでもタイムトラベルできるバリーが無限に発生します。

これがゲームのバグ悪用みたいで好きで、また、1~3 をおこなって新しい時間軸を作る流れがなんとなくgit rebaseと似ている気がしていて、git rebaseをするたびに脳裏に浮かぶのでした。(しょうもないオチ)

おわり

@suzukenz
こんにちは