商店街のお祭りに行った。なにやら刑事ドラマの撮影をやっているらしく警察犬を連れた鑑識役の方々がぞろぞろと私の横を通り過ぎて行った。その列の最後に居たのが私の推しだった。びっくりして嬉しくて思わず推しのお名前を呼んでしまった。こんなちんちくりんの中年女にもかかわらず「ありがとうございます」と私の目をきちんと見て微笑んでくれた。
昇天………
「昔から大ファンです!大好きです!欠かさず作品はチェックしています!私にとって唯一無二の存在でいてくれてありがとうございます!私の生きる活力です!ありがとうございます!」たくさん、たくさん言いたい言葉が頭の中を駆け巡ったけど、結局伝えられたのはひと言だけ
「応援しています」
推しは「これからも応援して下さい。ありがとうございます」と少し恥ずかしそうに返事をしてくれ、私にペコリと頭を下げ颯爽と去っていった。
推しに会えた!目が合った!推しと話せた!応援していますと伝えられた!
あぁ、私はなんて幸せ者なんだ!推しは映像中心の俳優さんだから直接お目にかかれる機会はそうそうないのにまさか地元で、しかも手を伸ばせば届くような至近距離で言葉を交わせるなんて…
今日まで頑張って生きてきて良かった。お父さんお母さん、生んで育ててくれてありがとう。
この思い出を胸に一生懸命に清く正しく逞しく生きていくことを誓います。
という夢を見た。