昨年8月移転予定が、今月まで延期だったのは、うちの会社ではよくあることで、上が何か言い出したところで、現場がそれに応じられる余裕がない。今回は余裕がないのがわかっていて強行したので、移転から4日経つけど、住環境が酷すぎて、全く落ち着いて仕事ができない。
非正規には交通費を支給しない会社なので、推して知るべしなのだけれど、従業員を奴隷か何かと思っているので、うっかりミスも許さないのだと思う。
社内で盗難事件が連続した結果、私物の持ち込みは禁止。社屋の外にロッカーがあり、そこにバッグを入れて、ほぼ手ぶらでオフィスに入る……まぁ、ここまではいい。仕方がない。
移転先も地下にロッカーを置き、オフィスとロッカー室が繋がる通路を遮断する……ここもまぁ仕方ないと思う。名札下げて、水筒を手に持って、繁華街に追い出されるのはちょっとしんどいけど、ほんの数メートルのこと。許容する。
今、一番腹が立っているのは、このロッカー。
ひとりひとつあてがわれているのならまだしも、数が足りないので、共有……それも、今まで通りなので、そこは許容する。
でも、総務のバカは、暗証番号で開け閉めするロッカーを入れやがった。
たくさん並ぶロッカーのどこに入れたかを記憶し、暗証番号を記憶し、仕事をして、さぁ帰ろうとした時に、どちらかうっかり忘れていたらどうなる?
そんなこと、普通にありえることじゃない。
しかも今日は、「暗証番号の失念に対する保証は、会社は一切しない」と掲示までしてある。
間違いにくいロッカーを導入し、間違えやすい運用をしておきながら、責任は取らない。
何だ?この態度。
初日に見たロッカーは、ナンバーも振ってなかったから、右から何番目、上から何番目と覚える必要があって、わりと本気で説明する上長に、「こんなの使えないよ」と意見した。個人的には毎日シールを貼って対応しようと思っていたのだけど、一応ナンバーだけは振ったよう。場所を覚えなくても、この数字を覚えればいい。
でも、覚える数字がふたつあることに、全く変わりはない。
開けられなくて困った人はいたらしい。今日、私も見た。そりゃそうだ。遅刻しそうなときに、うっかりどこに入れたか忘れたり、暗証番号が正確に設定できなかったことだってあるだろうよ。
うっかりするのが人間だろうに。
それにしても出勤退勤の動線に無駄があり過ぎてうんざり。会社に着くと、まず地下駐輪場に降りて、ロッカーがずらっと並ぶところに行く。鍵のロッカーなら、ひと目で空いているところがわかるけど、暗証番号だと、近づいてロック部分の色を見分けないとならない。出勤時間は同じなので、ロッカー前は大渋滞。ようやく見つけて、ロッカーの番号を覚え、忘れないはずの暗証番号を設定して荷物を入れる。次にここまで来た通り、駐輪場を経由して社内に入り、1機しかないエレベーターで9階へ。私の部は8階なのだけど、1階と9階しかエレベーターを止めてはいけないというルールがあるので、わざわざ階段で降りる。
どう?この無駄な動き。
その分、早めに出勤しないとならない。家から近い会社だから、通うに楽だと思って応募したのに!
帰りも同様に階段で上がって、9階から1階までエレベーター、出入口で警備員のチェックを受け、外に出て、駐輪場からロッカーのある所へ移動。
無駄。とにかく時間の無駄。
作業は効率的に、少しでも処理を素早く、とか言う口が、こんなことを従業員に強いている。矛盾が酷い。
バカバカしい上に、今日の「責任とらない」掲示がムカついて、本気で辞めたくなっている。