「うわああああ」と芽生えた高揚感のまま、気づいたらここにいた。
夜中という時間がよく似合う、しずかなインターネット。
ここで過ごしてみることにした
昨日は、たまたま書き物があって、時間を忘れて没頭していたらいつの間にか日付を超えていた。
「あ、もうこんな時間だ」
おふとんにもぐりこみ、それでも寒いからさらに頭までもぐりこみ、少しだけスマホをながめた。
そしたらちょうどタイムラインに、見たことのないサービスのリンクがシェアされていて。
「なんだろう?これ見てから寝るか」
それぐらいちょっとした興味本位で覗いてみたら、見事に吸い込まれていた。
ここは、まるで自分の声をどこかで誰かが聞いていて、ずっとずっと探していた、求めていた場所を作ってくれたのかなと思えるくらい、わたしの想いそのものだった。
たまたまの偶然がいくつも重なって、なんだかまるで奇跡みたいに感じる巡り会い。
どこまでも調子のいい解釈は得意なんだよな。
だから、ここで過ごしてみることにした。
どんな場所か、たしかめてみることにした。