テキストサイトが流行り始めた頃にインターネットに触れ始めた。
当時、日記と呼ばれるテキスト表現の文化があった。
テキストサイトをいろいろ読みあさり、インターネットを通じて他人の価値に触れることを体験し、世の中には自分の知らない、変わった面白い人たちがたくさんいることを知った。
自分も、人にMicrosoft FrontPageの使い方を教えてもらって、WEBサイトならぬホームページを作り、そこにせっせとくだらないテキストを公開していた。
ブログブームの頃には日記よりも、情報発信としてテキスト表現をする人が増え、検索エンジンもそういうものを優先して検索結果の上位にあげるようになったように思う。
そのあたりからテキストを書くことをやめた。単純にめんどくさくなった。
自分の価値観を、ある程度の読める文章としてまとめて公開する、という一連の行為にとても時間がかかったからだ。
承認欲求はあったが、めんどくささが勝った。
それからしばらくしてポッドキャストに出会った。
元来、文章を書くよりも喋ることの方が得意であったので、こりゃいいやと「狭くて浅いやつら」をはじめた。
あれから時が経ち、番組的には14周年を迎えているが、ここ数年は昔ほど更新できていない。
趣味活動、特に創作とか表現活動に対する意欲が減った。
理由はいくつかある。
コロナが直接的な原因ではないけれど、コロナ禍により生活が大きく変わり、趣味の時間があまり取れなくなった。
また、仕事によりMP(精神力)が減ることが前より多くなった。
あと、歳を取ったことも原因だ。最近は夜にすぐ眠くなる。「コエンタイム」でも「老」の話が多くなった。
最近は万事そんな感じなのだが、今だに自分の価値観をインターネット上に載せたいという欲は一応あって、「狭くて浅いやつら」もホントはもっと更新したい。
しかし、自分の意欲の低下の問題以外にも、人との収録時間が合わせにくいというのもあって難しい。
表現活動ができていないという、大きな悩みでは無いけど、うっすらとした欲求不満が長く続いていた中でこのサービスを知った。
なんか今のところはガツガツしてなさそうなところがいいと思う。
気が向いたら書こうと思わせてくれるハードルの低さがある。
なので気が向いたら書こう。