有意義でないことをする

swm3
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私はフルタイム正社員なので、平日は1日8時間働いている。勤怠につけるのは8時間だが、つけていない時間でも、仕事のことを考えている時間が長い。ごはんを食べているときでも、おふろに入っているときでも、眠りに就くときでも。どうやったらあの取り組みがうまくいくかな、問題が解決するかな、と思考を巡らせている。

仕事は無駄を排除し、効率性を追求すること求められる。つまり、有意義なことしかできない。仕事が中心になっている生活では、「有意義志向」とでも言えるモードに入り込んでいる。何か成果につながることを学んだり、次の仕事につながるアウトプットをつくったり、という生産的なことを行ない、その代わりに意味がないと思われるものはバッサリと切る。

そういうモードに入っている時間が長いと、私は疲弊してしまう。そして、今日はそんな日だ。今日みたいな日には、あえて「有意義でない」と思うことに身を投じたい。ビジネス書を読むのではなく、個人の方が書いた日記を読んで心をゆるませる。それに刺激を得て、たいして推敲もしない文章を書き連ねる。もっとその文章がよくできるとしても、改善を求めない。そうやってあるがままの自分を取り戻していく。そんな時間が私には必要なのである。