デュボア 和声学理論篇 用語整理と備忘録その4

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よいこのみんな!待ちに待った連続5度の話だ!おあがりよ!

本文13p

『ある二音部間に連続する5度または8度をなすことは、直進行をもってしても反進行をもってしても厳禁させられている。その理由は、5度の連続は生硬の感を与え、8度の連続は平板、貧困の感(非和声的)を与えるからである。』

→以下、連続5度と連続8度の例が10ほどある。どうだ、硬くて食えないだろう、よく味わいなさいとでも言わんばかりに。

『二個の連続同一音も禁じられる。また反進行による、8度と同度、および同度と8度の連続もまた禁ぜられる。』

→オクターブ関係にある2つの音が同じ音度に進行するなよ、逆もな、ということ。重複する音が次の進行でも重複するなよ、ということ。

『後に至ってこの規則の厳格は緩和されるが、今は忠実に守らねばならない。』

→耐えよ。忍べよ。あとで楽になるから。