最近とある本で、「チームをリードするにあたり最終的な目標は自分が抜けること」…みたいなニュアンスの文章を読んだ。
任せるのが不得意で自分がやったほうが早いからとバンバン進めると、チームメンバーは成長機会を失いチーム全体で見ると戦力が上がらないため、自分が抜けても大丈夫な形を目指すほうが良いということだろう。
…それを読んで思った、
ニッチな技術や設計を選択するとそれだけで抜けにくい状態になるのではないか?
例えば自分が一般的には普及していない技術を、体験が良いなどの理由で選択したとする。しかし、メンバーもその技術について明るくなく、何かバグや不具合が見つかったら自分がすべて対処したとしよう。
そうすると、途端に自分がそのプロジェクトから抜けにくくなったてしまうのではないか?
設計も同じで、メンバーが慣れていない形式付けられていないものを使用すると、安定させるためには自分が監視する必要があり、いざ自分が抜けることになったら困る状態が完成する。
とはいえ、ずっと朽ちていく技術を使うのもよろしくないため、これを回避するには何でも良いから文章化して物として残すしかないと思う。例えばドキュメントをひたすら書いたり、コーディングルールや記事として残しても良い。
そのノウハウや経緯を残さないと自分が抜けたあと廃墟のようになりそう。
自分は気をつけているつもりではあったが、意思決定をしている以上しっかり文章化して、自分が安心して抜けれる状態を作ろうと思った。