かみしんバースデー2025

syasendou
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公開:2025/9/20

書くと言っていて書いていなくてXにも載せていなかったので。

■昏見有貴/2月21日

昏見「所縁くん! 私の誕生日って221Bとかけてホームズの日でもあるんですよ〜! 勿論私の誕生日の方が重要度が高いことに違いないんですが、そちらもなかなか良い感じの日ですよねえ〜! 名探偵大好きっ子ミステリプロパーの所縁くんは羨ましいんじゃないですか?」

皋「あ〜誕生日祝ってやろうって隙を見せた瞬間にだるすぎる……じゃあお前が探偵やればいいだろうが……」

昏見「それは失格探偵らしからぬ正解ですよ! 私の助手になってくれたら、所縁くんの日々を迷い犬探しで染め上げてあげるのに! それなのに私も怪盗がいいんですよ。ままならないですねえ。怪盗のまま君の世界を塗り替えられたらよかったんですけど!」

■秘上佐久夜/3月3日

巡「佐久ちゃんお誕生日おめでとー! 前々から思ってたけど、佐久ちゃんのお誕生日って可愛いよねえ! 3月生まれっていうのもなんかギャップがあるっていうか。産まれた時間が超朝早くだったのはめっちゃ分かるって感じ〜。佐久ちゃんその頃から早起きだったんだね!」

佐久夜「……俺の誕生日はお前に決められたようなものだが」

巡「まあそうか、秘上だもんね〜。ていうか、間に合ってよかったよね〜。もし産まれるのがもう少し遅かったら、学年違いだし従者として不適格になってたかもしれないもん」

佐久夜「今のところそういった事例はないはずだが……考えると恐ろしいな……」

巡「早く目を覚ましてくれて助かったよ。お前、俺に間に合うように、急いだんだね」

■七生千慧/4月3日

千慧「う、うわあ〜! 見て二人とも! いつも通ってるケーキ屋さんのチラシ!! な、七生千慧バースデー記念スイーツ発売だって!! す、すごーい!!」

去記「よかったのうよかったのう! 我ら水鵠の頑張りと人気の賜物であるな〜! 愛というのはぬくくてよい」

入彦「そりゃとんでもない頻度で通ってるケーキ屋だしな……忖度もしてくれるだろ……」

去記「入彦! はやく行こうぞ! 売り切れちゃうかもしれぬぞ!」

千慧「これを食べないのは失礼にあたるよ!! ね!!」

入彦「こういうのって本人が食うんじゃなくて観囃子とかが……まあいいか。にしても『食感が楽しい』フルーツたっぷりソーダゼリーか……。よかったな、お前好みで」

■萬燈夜帳/5月2日

高鐘「先生、少しおつかれでしょうか?」

萬燈「そう見えるか? 長い付き合いだから、わかっちまうこともあるんだろうな。体調が悪いわけじゃねえんだが、少々寝不足でな」

高鐘「勿論お仕事のパフォーマンスに影響は出ておりませんが……。昨日はお誕生日でしたよね。遅くまで楽しまれたのでしょうか?」

萬燈「ああ、そうだな。宵っ張りは性に合わねえはずだったんだが、闇夜の輝きを知ってからはその愉しさも理解した。たまには夜に戯れるのも悪くない」

高鐘「差し出がましいことを申し上げますが、一応は担当として……ほどほどになさってくださいね?」

■九条鵺雲/6月26日

比鷺「うわっ、プレゼントの量ヤバ……これだけで一年くらい暮らせそう。毎年こうなるのがわかってるんだから、予め断っておけばいいのに。そのうち家が埋まっちゃうって」

鵺雲「あはは、ひーちゃんの言う通りだね。でも、僕はこれを受け取ることも使命なんだよ。こうして目に見える形になった歓心をありがたく受け取り、昇華すること。それも僕らのすべきことの一つだもの」

比鷺「はいはい。誕生日だっていうのにご立派ですこと。おつかれさまで〜す。それじゃあ〜」

鵺雲「贈り物に優劣はないけれど、ひーちゃんからのお祝いの言葉は別だよっ! お兄ちゃんにこの世で最も価値ある贈り物をくれないかな? あっ、でも比鷺がこうして生きていること自体が僕にとっての贈り物なんだけどね! ありがとう! 受け取ったよ!」

比鷺「ぎゃーっ! 勝手に受けとんな!!」

■八谷戸遠流/7月28日

司会「それでは、八谷戸さんの『お宝』見せて頂けるでしょうか?」

遠流「はい。僕がご覧に入れたい宝物はこちらです」

司会「これは……アルバムでしょうか?」

遠流「そうです。地元の友人達が、先日の誕生日にプレゼントしてくれたものなんです。僕の親友が最近写真を撮るようになって……それをまとめたものなんですけど……こうして一冊にまとめてもらったことで、忘れないでいられる気がするから。それに、忘れたくないって言ってもらえているような気がするから」

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